万有引力「南十字星を撃て」
＠渋谷・ジァンジァン (1996/8/12-16 5ステージ) 前売当日2800
作：寺山修司 構成･演出･音楽･美術：J.A.シーザー
1996/8/12(月)7:00-8:15PM 晴 後方から 客席満員(110人)
二部構成。一部(禁じられた遊戯 8/8-11)は女優のみ、天井桟敷の作品を
コラージュしたものとのこと（未見）。こちらは男優中心（女優一人）の舞台。
舞台。白壁に立てかけられた板。中央高く積まれた箱は、白布に覆われ、
上には帆船の模型。場内には浜辺の波音。劇中、箱（「組立式無人島」）は、
広げたり、積まれたりで種々配置される。簡素でいて変化があり、○。
「言葉が世界を造る」の台詞のまま、イメージいろいろ。四畳半を無人島に見
立てる男。南海を夢見る2人の青年。主人と下僕，取り替えっこ遊び。ロビンソ
ン・クルーソーを朗読する少女。学校での授業。傍観する素人（下北沢
松屋店
員）。作品、美術の説明。などなどを密度高めに展開。半裸、白塗り顔の男が
飛び、叫んだり、とほほと和んだりな、おなじみの場面も挿み、緩急あって○。
プログレな曲も妖しく合う。たまにはいいなと思うねこ。
高揚して突然芝居が終わり、客電がついた後は置き去られた感じ。お客に無人
島を体感させるような、舞台とのすり替え演出が巧し（常套手段？）
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