PARCO制作「シルヴィア」
＠渋谷・PARCO劇場 (1997/3/5-3/13 30ステージ) 全指定\7000
作：A.R.ガーニー 訳・演出：福田陽一郎
出演：真野響子（ケイト）、安田成美（シルヴィア）、杉浦直樹（グレッグ）
西岡徳馬（トム／フィリス／レスリー）
1997/2/25(火)晴れ 7:00ｰ9:35PM（休憩15) 後方より 客席9割(400人)
客層：20才代とおじおばさん中心。関係者多そう。年齢層は高め。
客入れ：開演90分前までは9Fにいけず。当日券列は10人ほど。
舞台。エキセントリックそうで、意外に嫌みない配色。ミドリ（だったか）の床
にウッディな机、中間色なソファ。なんかちぐはぐ、けど悪くもない。場面展開
で家具がすーと袖から出現、ぴたり停止。不思議ね。背景は摩天楼、に窓枠が
天井から。夜には街明かり。
お話。子離れ、やっと二人きりな中年夫婦。転居先で心機一転と思いきや、
夫は拾ってきた犬にご執心。名前もシルヴィア。面白くないのは妻。でも自分も
忙しいから、もうしょうが無いわね状態。仕事もさぼりエスカレートする夫、
シルヴィア、妻の「三角関係」。
安田成美、キュート。わがまま、けど甘えられるとこれが嬉しいんですよ存在。
ハイに好演。"FUCK"連呼にちと引くねこ。でも、犬と思うと、悪い気もご愛敬に
変換して○。夫婦２人の演技は、紋切りでつまんないねこ。
犬と会話はまた、孤独な人の姿、年いった夫婦の溝を浮かばせたりする。でも
こんな犬が、相手ならいいかなとおもうねこ。愛しいと思う、思いたいだけでも
幸せかも。切ないけど。年老いても、溝埋まんない夫婦。けど、シルヴィアの
思い出が二人の架け橋になるのね。語る２人の穏やかなラスト、しみじみ。
役者。杉浦直樹さん。戸惑いがちな「不惑」世代の男性。まんまで△。真野響子
さん。きりり。西岡徳馬さん。種々役代わりでアクセント。
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