星屑の会「クレイジーホスト」
＠下北沢・本多劇場 (1997/7/4-13 12ステージ) 全指定前売り4000当日4500
作・演出：水谷龍二
出演：三田村周三、中西良太、新納敏正、佃典彦、ラサール石井、江端英久
渡辺 哲、小宮孝泰、でんでん、朝倉伸二、菅原大吉、柏 進、築出静夫
1997/7/11(金)晴れ 7:00-8:50PMPM 最後尾から 客席超満員(420人)
客層：年齢層高な老若男女。ラフな格好のおやじ多いなあ、なにするひとぞ。
客入れ：間際でも当日券あり。この前は最前列前、今回は最後列。遠いよグスン。
前方補助席は通路と壁際。日本ＴＶの収録あり。放映は10/29 26:30〜とのこと。
舞台。ホストクラブ。の事務所。プレハブな骨組みがみえる造り。中央にお店への
赤い扉。上手下手にソファとテーブル。が若手古株のそれぞれテリトリー設定。壁
際、従業員用のロッカー。中二階な通路にもロッカー。前身・運送会社時代のヘル
メット。ホスト心得十箇条な張り紙がその下に。遠くて読めない、近眼ねこ。
お話。場末なホストクラブ。５０越えた、おじさんホスト在籍な珍店。というのも
お店は運送会社が前身、彼らは元・トラック運転手故。それが今や社長の悩みの種
彼らのおばば客のせいでお金持ってる若い子集客△。しだいに高じる若手、古株の
いがみ合い。お先が見えた経営。一計を案じたNO.1ホストのお兄さんとおやじが
煙ったい若手の思惑が一致。なにやら画策するが・・。女性に左右・されてとほほ、
あるいは、・しようと手練手管、の特殊仕事な普通の男達のドラマ。
それぞれの生き方に頷ける訳あり。お客第一、自分第一、夢に掛ける、背に生活を
負う、行き場のない未来を諦め、何者でもない故未来に希望を抱く、みな自分自身
が主役で活きてる舞台。新旧の対立と交代のドラマなんだけど、それに留まらず。
それぞれを肯定する、暖かなけどクールな視点あり。キャラ設定は変わらず○。
隠された心情の含みも仕草などにいれ、わかりやすい。感情移入しやすいねこ。
おやじホストのミスキャストな違和感は最初だけ。結構普通。ありがちな暑苦しさ
なくて○。その分、星屑の町シリーズよか薄味かしら。キャラより関係・アンサンブル
よりな感じ。ラスト、世代や敵対を越えてのワルツ。辛い現実と夢のような終わりな
エンゲキの夢あって◎。
役者。いい男けど初老の哀しさな、三田村さん。すっと自然なとこ○。訳知り兄さんで
美味しい役な、新納さん。渋いっス。
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