東宝・PARCO提携公演｢きららの指輪たち｣
＠渋谷・PARCO劇場 (1998/7/31-8/18 25ステージ) 全指定 前売り当日共8000
原作：藤堂志津子 脚本：マキノノゾミ[Ｍ.Ｏ.Ｐ.
] 演出：山田和也
出演：有森也実、斉藤由貴、高嶺ふぶき、戸川京子、羽場裕一、黒田アーサー
京晋佑、大塚道子、木下政治、奥田達士、角間進
1998/8/9(日)晴れ 1:05-3:35PM(休憩15) 中段より 客席ほぼ満員(450人)
客席：老若男女。幅広くちらばった観客層がいい感じ。
周辺：当日券。両袖の開いてる空間に補助席設置。通常パイプ椅子に座布団２の配
慮。パンフ(1500)は買わずじまい。中盤、しばらく客席？から電子音が持続、携帯
じゃなし、なんだろ？。開演前の諸注意アナウンスが「悪い」係員に注意とか、ユ
ーモラス。終演後もトーク？放送あり。
上手くいかない恋、に共感と思いやりの暖かさ。適度軽快な演出に微笑ねこ。
個性な同年代女優、巧者マキノノゾミ、山田和也のホン、演出、とお楽しみＰ公演
明るい色調のフローリング床、打ちっ放し壁の新築マンションリビング。中央玄関
下手キッチン、正面上手寝室、上手袖側ベランダ、にそれぞれへの出入口。部屋外
に青空ホリゾント。花火で彩りや雪を舞わせたり。上方背景に隣接マンションの窓
明かりやら、タッパを活かし。部屋全体を回り舞台として、４人それぞれの個性伺
える部屋に切り替える趣向。
札幌。学生ときの女友達も、みんな三十路、揃って同じ新築マンション購入。のほ
ほん麻子（斉藤）はあこがれ先輩との再会にわくわく。結構家庭的でいい奥様にな
れそな真琴（有森）はトラウマ故の連続不倫中。江美（高嶺）は素直じゃないけど
頑張り屋。史子（戸川）は夢見がちで。とそれぞれにそれぞれなりの家族とのこと、
上手く行かない恋でてんやわや。
溌剌、ちとエキセントリックだったりな軽快演出。期待通りの笑いやらリズム崩さぬ
心配りあり。家族の離反、離婚、不倫やら結構深刻な内容。それでもガンバと応援
小旗を振るような、明るい演出としっかり心受けとめる会話には好感。浮世離れな
お話にうひゃーなところはあれど、愛らしい小品と思うねこ。
斉藤さん。浮き足立ちがちと過剰？。でも立ち止まったとき、揺れる気持ちがよく
わかっていい感じ。羽場さん。不器用な中も気持ちがじんわり伝わる好青年ぶり○
［月間一覧］
|