ハラホロシャングリラ「Refresh Room」
＠新宿御苑前・シアターサンモール (1998/11/17-22 8ステージ)
全指定前売り2800当日 ※ペア5000円あり。
作・演出：中野俊成 照明：清水利恭（日高舞台照明）
音響：サウンドキャラウェイ 舞台監督：河合幸里 制作：平岩久美子ほか
出演：松澤仁晶（なんかのけ者な部長・村木）
滝裕次郎（安住との不倫をひた隠し・藤島）
山本佳希（相談を持ち掛けられやすい・白崎）
いんげん（プレステのことしか頭に無い・野上）
菊池 洋（猜疑心が強い・沢田）
渡辺浩志（やたらＨなことを妄想する・黒田）
草苅 勲（谷口）、江成裕司（高松）
石黒亜実（藤島の心がわからない・安住）
河野景子（食べるの大好き！？・豊橋）
平川貴美子（なにやら深く悩んでいる・小島）
川田納梨子（松尾）、上田浩子（西島）、渡邊美智代（掃除婦）
1998/11/22(日)晴れ 6:35-8:05PM(1'30) 前方より 客席9割(260人）
客層：20-30才代中心。女性過半数。
客入れ：当日券、開演1時間前から。受付が予約と別の場所なのは○。
3年ぶり観たねこ。河野さんがやや太り、新人が増えた以外相変わらず。
舞台。薄いブルーの壁にオレンジドア、ロッカーが４つ、壁際にダンボールな倉庫
設定。モデルにしたらしい部屋の実写をチラシに使用。
お話。日ごろ疎外感を感じている、部長と食べるの好き・だけどそれも引け目なOL
人望や関心を引きたいと、相談コーナーを会社につくることに。なるも本心を語る
者など無く、困るよなどうでもいいよな相談ばかりでいまいち。不倫を極度に隠そ
うとする同僚男に、どこかしら不安と不満を感じているOLの2人あり。OLの不安顔
に相談を聞き出したがる部長達に、男は落ち着かずいらいら。出鱈目で誤魔化して
はいたが・・。
軽やかに人生の機微を見せてく持ち味が魅力。思いこみやら、ずれの笑いをコント
風にいれてさらりとテンポよく展開。おとぼけの合間に不倫カップルのすれ違う思
い、個々人の不安な心情をきちんと浮かばせてく。べたになりがりな題材なのに、
押し付けなく見せて◎。久しくハラホロ観なかったことを残念に思うねこ。人のエ
ゴを肯定するラストは、舞台そのまんまにセラピーな救いあり。ひとそれぞれでい
いのだなな、気持ちが楽になるよな幕切れ○。
役者。笑いにせよ、シリアスにせよ、こなれた感じに好印象。等身大のコメディア
ンヌぶりがいい感じな、河野さん。相変わらずの持ち味○。レギュラー男優も真摯
でいて、どこかおとぼけな親しみがあって○。
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