ベターポーヅ「オトメチック ルネッサンス」
＠渋谷 ジァン・ジァン (1998/12/4-6 5ステージ) 全自由前売り当日共2500
作・演出：西島明 振付：永谷亜紀
音響：尾林真理 照明：川原敬貴
美術：東大路道恵ほか 宣伝美術：東大路道恵 舞台監督：小嶋次郎
制作：小林和泉 協賛：高原書店
出演：
猿飛佐助 （なぞなぞ好き?、昔、新田ちゃんとふった、篠田三郎）
阿部光代 （家政婦、新田ちゃんの友達、乙骨礼子）
渡辺道子 （失恋して回想中、つうかとち狂ってる、新田（と申す者））
松浦和香子（家政婦、くさささんと呼ぶと「さ」三回連続、お生憎様が口癖、九笹）
加藤直美 （帰国子女の下足番、八方美人、相良）
市川菜穂 （家政婦、誰かを脅したくてしょうがない、耳塚）
山崎和如 （下足番、相良の弟、なぜか名字が違う、立花）
西島明 （座敷牢にいた相良の影武者で妹、んっん少女）
1998/12/5(土)小雨 7:05-8:05PM(1'00) 桟敷最前列より 客席超満員（140人)
客層：20才代中心、男女半々。
客入れ：開場早々、椅子席は埋まった模様。さっそくの桟敷開設に助かる出遅れ
ねこ。通路まで一杯の盛況、適時誘導あり。
舞台。真白のペーパーフラワーが2面壁一面に。床はモスグリーン。
お話。なぞなぞ好き?、実は回文を謎と勘違いしていた青年が、オトメな家政婦
一団の意味不明言動に振り回されたり。恋したいオトメ達は殿方ゲットがため、
あれこれ術策の練習したり、空振りだったり、男根？メタファーなバナナに、
やたら執着したり。とかとか「ノスタルジックで甘い芝居のふり」があれこれ次々
と続いて。
一層すっとこどっこいな面白さ。妙にオトメの願いな思いを置き去るような余韻も
あって、いつもとちと味わい違い。そもそもの独りよがりなオトメ所業の不明さに
拍車を掛けてるから、登場人物の言動はいよいよ捕らえ所なし。とりわけ、失恋
後自失？してる、渡辺さん役の突拍子なさが面白い。なんだかんだいってもオト
メチック。しょうもない可笑しさもいいんじゃない、楽しいしな気持ちになるねこ。
踊りながら八方に切り刻み、媚びを売る、八方美人の練習（加藤）とか、類は友を
呼ぶラインダンス（これは違うけど）とか。永谷亜紀振付ダンスは冒頭とか何カ所
かに。猿飛さんの切れる動きが見られて○。
役者。加藤さんの正面切ったへんてこさはいつもどおり。市川、松浦さん。登場人
物当人はどうかしらないが、いじめ関係が微笑ましい。西島さん。ちとヒキョウな
少女役。やたら印象に残ってこまるねこ。
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