方南ぐみ 第17回公演「イヴの踊り子」
＠池袋・東京芸術劇場(小2) (1998/12/1-6 7ステージ)
全指定前売り2800当日3000 ※高校生2000 ペア5400(前売のみ)あり。
作・演出：樫田正剛 照明：桜井真澄 音響：奥敏志 舞台美術：creation
振付：榎戸喜章 宣伝美術：西成田恵 舞台監督：桜井詠理佳
出演：
長野和巳 （ダンスグループ クールざんす リーダー、マック）
伊東貴明 （同上 一員、ボビー）
長森英二 （同上 一員、ゲイの子、トム）
倉島淳司 （同上 一員、泉ピン子ファン、ピーター）
飯田基祐 （ＴＶディレクター、気はいいが女癖が・・、川井一太郎）
中村房代 （ＡＤ、高杉不二子）
矢野由湖 （ＴＶ制作室職員、三十路、川井の婚約者）
藤田志穂 （川井の若い恋人、嶋田カレン）
保谷果奈子（放送作家、駄洒落好き、西田タニシ）
川淵良和 （家族でエキストラプロ、結構ダンスが巧いおじさん、大河内兵助）
木村千春 （同上 妹、大河内キク）
滝本友子 （同上、いかにも芸能人乗り、二条さゆり）
山崎パン （人気ダンス振付師、たたき上げ、ジミー東条）
積圭祐 （人情家の大道具担当、局内スタッフに一目置かれている、そっくりの
4人兄弟達が同じ局内で裏方してる、トメ）
1998/12/6(日)晴れ 2:00-4:00PM(2'00) 前方より 客席満員（300人）
客層：老若男女。20才代を中心に、家族連れもちらほら。女性過半数。
客入れ：当日券、開演1.5時間前から。土日の前売りは完売、完全定員の劇場の
せいか、キャンセル券のみ受付、１０枚のみ。ぎりぎり入場前に立ち見を募るも
１名だけ。ねこは前よりのいい席ありつきでラッキー。全員入れたのかしら。
舞台。ＴＶスタジオ設定。真っ白の壁。ＰＡのでかいスピーカー、ヘッドセット。
上手下手に大きな防音扉。袖には脚立やら道具が置かれ。
お話。売れないダンスチームにチャンス。クリスマス特番版、アイドルのバックダ
ンサーの代役にというのだ。早速オーディションとディレクターを訪ねるも、曲を
勘違い、間に合わせのダンスは振付師の激昂をかってしまう始末。人情家の大道具
担当トメさんの口ききで再審査に。なんやかやあって、リーダーが時代劇の代役に
ひっぱられてる間、残された3人はダンス、みちがえる出来に。リーダーが足を引
っ張っていたのだ。たたき上げの厳しい振付師は３人に、リーダー抜きなら抜てき
すると宣言。友情か仕事か、もうどうしたらいいやら。
結構シビアな展開したりも、お客を悪い気にして帰さない。挫折するもその後、そ
れでも夢捨てない様を等身大な前向きさで描いてく。とほほな笑いも忘れず、それ
はまるで作家の応援小旗のよう。ほろ苦く、しんみりさせながら、元気をわけてく
れるようで好感ねこ。人情話しな設定、べたシーン結構ありも、勘違いの可笑しさ
、ディレクターと女性の三角関係とか、誘う伏線をこまめにおいて、沈ませず○。
もうどたばた、猪突猛進な勢いとテンポが全編に。ありきたりとはいえ、難しい題
材にはちと軽すぎ?とも思うこともあり。なんにせよ、上り坂劇団らしくて○。
カーテンコールはいつものように、芝居の後日談を語る〜そのままダンスフィナー
レへ。３曲からお客の拍手で決定方式。SPEED（フォーリブスのブルドックも一部
の大きな支持あり。） 金銀紙のジェット（なんていったっけ）を飛ばしもあって、
すっかりコンサートのり、Ｔシャツの投げプレもあってオシマイ。元気なのが爽快
ねこ。
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