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 方南ぐみ〈企画公演〉PERSON'S presents「3A」

 @下北沢 OFF・OFFシアター (1999/3/30-4/4 8ステージ)
 全自由前売り2800 当日3000※ペア5400(前売のみ) 高校生2000(劇団のみ)あり
 スタッフ、出演:下記

 1999/4/2(金)晴れ 7:05-8:40PM(1'35) 中段より 客席9割(90人)
 客層:20-30才代を中心に老若男女。結構、ばらけた層でいい感じ。
 客入れ:制作や役者さん達が親しみやすげに誘導。椅子席は最後尾2列のみ、他は
 ベンチ桟敷。前2列はちょっときつそう。6人全体のさまを見るのが面白いので、
 後方のが○と思うねこ。折り込むにはでかいパンフ配布。実は自分で折り畳んで
 小冊子にしようサイズ。開演前に作り方の教示あり。協賛がPERSON'S。小道具や
 バックなどで、さりげに使用。

 名古屋のB級遊撃隊'91初演作。今回、方南ぐみの役者、飯田基祐が演出。小劇場
 の中核役者を集めてのP公演。

 舞台。古アパートに女の子部屋。上手端に玄関。下駄箱、傘立、足マット。ドアの
 上にブレーカーまでしつらえたこだわり。6畳部屋は白基調に、アパートの茶色ニ
 スドアの取り合わせ。正面、上手側が寝室、下手側が風呂場へのドア。部屋内は白
 い硝子テーブルと衣装ダンス(上にワープロとラジカセ)。壁にポストカード、PERSON'S
 のイラストカレンダー。下手端にレースカーテンの窓と小さなクローゼット。洗濯物の
 女物下着が干されてたり。

 お話。女性が住んでるらしいアパート"3A"室。に彼氏な男がやってくるくる、次
 々と。間男!?まで登場して、その数6人。誰が本命?、野球好きな彼女のマグワ
 イヤ?、と互いの恋人・さなえちゃんとのラブラブ度合いを告白しあう。がどう見ても
 みな別人としか思えない、彼女って一体、そして何処に・・。

 設定のばたばたな面白さ。恋の勝負にばか懸命な、野郎どものかわいさ。不条理
 ぽい展開する前半。思いこみと自尊心の恋自慢、そのしょうもなさがおかしい。男っ
 ておばかね、ホンと。途方にくれたままに、な暗転がそんなとほほ具合を醸して○
 恋にすがる思いに孤独を浮かばたりもしたり。終盤、さなえというピッチャーの玉を
 どう打つのか?場面は、しみじみと野郎どもの健気さが頷け、共感ねこ
 
 役者キャラを活かした在り様○(永井さんは起用に別キャラつくってたけど) でも
 役者芝居中心で、演出があんまり見えない。佃さんのより浸って湿り気味なのが
 飯田演出らしいところかしら。もっと遊べる本だし、役者にしてももっとできそう。
 中盤の中弛みなど、もったいないと思うねこ。

 役者。新納さん。意外な情けなさで登場もきっちり男気で、舞台を締めて○。

            初演      今回
            1991/4/11-14  1999/3/30-4/4
            6ステージ   8ステージ
            タイニイアリス OFFOFFシアター
       スタッフ:
          作:佃典彦[劇団B級遊撃隊]
         演出:佃典彦     飯田基祐[方南ぐみ]
         照明:石原福雄    桜井真澄[東京舞台照明]
         音響:長繩浩一    石神保
       舞台美術:井上和也    ?
        小道具:才谷組     ?
       舞台監督:後藤佳子    小林潤史
         制作:近藤順子    鎌田千穂子
         出演:(今回の役名〜役者の対応は怪しいとこあり。)
 3年と5ヶ月28日めの男:神谷尚吾    飯田基祐[方南ぐみ]
 2年と2ヶ月11日めの男:柴田耕作    福本伸一[ラッパ屋]
 ”まだ”の男    :寺十 吾    川渕良和[方南ぐみ]
           (じつなしさとる[tsumazuki no ishi])
 2ヶ月目の男     :鬼頭卓見    永井秀樹[青年団]
 3年ちょうどの男   :中島武久    俵木藤汰[ラッパ屋]
         間男:宮本 晃    新納敏正

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