ホリプロ＋ＴＢＳ トリビュート 音楽座ミュージカル「星の王子さま'95」
「星の王子さま」
＠初台 新国立劇場中劇場 (2000/7/26-8/12 20ステージ)
＠赤坂ACTシアター 8/16-20 名古屋8/22-25 富山8/29-30
全指定 Ｓ席10,000円 Ａ席6,500円
オリジナル・プロダクション：
原作：サン・テグジュペリ 演出・脚本：ワームホールプロジェクト
音楽：高田浩、金子浩介 振付：鎌田真由美、大島早紀子[Ｈ・アール・カオス]
美術・衣装：朝倉摂 照明：室伏生大
エクゼクティブ・プロデューサー： 相川レイ子 著作：ヒューマンデザイン
トリビュート・プロダクション：
演出協力：遠藤吉博 音楽監督・歌唱指導：町田育弥 音響：松木哲志
舞台監督：二瓶剛雄 演出助手：佐藤万里 美術助手：淡路公美子
エクゼクティブ・プロデューサー：堀 威夫（ホリプロ）、児玉守弘（TBS）
出演：
茂森あゆみ：星の王子さま 市村正親：飛行士 戸井勝海：キツネ
加来陽子：紅い花 白河直子[Ｈ・アール・カオス]：ヘビ
（ヘビ・ダブルキャスト：菊池久美子[Ｈ・アール・カオス]）
近藤大介：王様 矢部貴将：うぬぼれ屋 平野瓦：呑み助 青木要：実業家
安田栄徳：点燈夫 井面猛志：地理学者
花井利佳子：黄花、バオバブ、渡り鳥、砂嵐、バラ
森本麻祐子、鶴岡れ位子、江部珠代、相澤まどか、池上愛：バオバブ、渡り鳥、
砂嵐、バラ
2000/8/5(土)晴 6:05-8:55PM(60/休15/65) 前方より 客席７割（900人)
客層：親子連れは２割位。20才代の女性最多にとりどり。
客入れ：当日券、開演１時間前から。中央の前方、中段のいい席が続きでぱらぱら
後方のＡ席は結構数あり。物販。パンフ（変形B5 1,500円）。写真と文章がバラ
ンスよくまとめられたもの。関連本、ＣＤ、香水やらコスメも。
星の王子様ファンクラブＨＰ：http://www.lepetitprince.co.jp/
ねこ未見の音楽座・９５年版星の王子様。ホリプロ、ＴＢＳ提携で当時の演出
プランそのままに復刻上演とか。なにより、伝説の白河直子「ヘビ」がみられるの
が嬉しいところ。彼女以外、キャスト一新つうか音楽座出身者おらず。ＨＮＫ歌の
お姉さん、つうよりだんご三兄弟で一躍の茂森あゆみ、いまさら語ることもない、
ベテラン・市村正親、のお楽しみ役者で。
舞台。前傾した床に持ち込み式。布を多用。一面に敷き詰め、部分をあげて砂丘、
揺らして砂原の波紋、とシンプルながら想像力喚起。
お話。地球に落ちてきた星にすむ王子。彼が不時着した、やや世俗に汚れちってる
飛行士おじさんに語る、精神の純粋さ高貴さの物語。
キャスト。茂森あゆみ◎。張りのある伸びやかな歌唱、丁寧で愛らしい演技。
昔からこの作品を演じているかのような、はまり具合。終始微笑みながらみるねこ
市村正親。ちょっともったいない。飛行士役って聞き役だから、待機時間多いんだ
もの。表舞台にでれば、ベテランらしく存在感、茶目っ気◎だけに。歌ももっと
って、ないものねだりかねこ。他、加来陽子。すゞやかな高い声が気持ちいい、
きれいなおねえさん。と、歌い手に恵まれてのミュージカルシーンはしごく幸福。
親しみやすく、美しい楽曲をずっと聴いていたいねこ。
さらになんといっても、白河直子。完全安定な死を象徴するヘビ、を揺るぎ無く
踊り圧巻。しなやかでいて、剛な力強さみなぎる動き。クールでいて、妖しいイメージ
これもずっとみていたかったねこ。なんだか、ダブル幸せ状態。
音楽座の他旧作も復刻しないかしらん。
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