ベターポーヅSpecial Act「ベタポ・ガラ」
WASEDA劇xpo（ゲキスポ）オープニング公演
＠早稲田 早稲田大学 学生会館 B2F アトリエ03 (2001/11/2-6 7ステージ)
全自由 前売り当日共2000円
ゲキスポＨＰ：http://www.waseda.ac.jp/student/expo/engeki/
作・演出：西島明 振付：永谷亜紀 美術コーディネーター：東大路道恵
照明：九頭竜ちあき［オングストローム］
音響：水元健一［プランニングアートリミテッド］
衣装：キタサコ製作所 宣伝美術：東大路道恵 演出助手：米山由希子
舞台監督：寅川英司 制作：勝沼智子 協力：空間工房タシブトフクシマ
主催：WASEDA劇xpo（ゲキスポ）実行委員会
出演：
渡辺道子：みっちゃん（美顔に気を使う、宇宙へ行きたい子）
西島明 ：まさし （みっちゃんの後輩、サスケの息子）
猿飛佐助：サスケ （エロ忘れない世捨て人）
阿部光代：？（サスケが捨てた妻）
中原しほ：？（サスケの連れ合い）
加藤直美：？
松浦和香子：さち子（サスケの娘）
山崎和如：？（宇宙船船長）
2001/11/3(土)雨 2:05-3:20PM(1'15) 後方より 客席9割(60人)
客層：20才代男女中心。一人客結構。一見らしい学生さん1,2割？。
客入れ：ファッションショーなへそ付き舞台、両側に雛壇客席・背もたれ付き
椅子各30-40。どっちでも○。注意の通り、エアコンなし扇風機のみ空調で場内暑し。
インナーで寒さ対策してると、茹でタコになるかも。客席誘導、適時あり。
折り込みパンフ。会報誌「ベタポカード」。早稲田時代や過去公演の思い出掲載。
物販なし（公演予約あり）。次回公演。2月、ENBUゼミ卒業公演の改訂作「並PLAY」。
大阪公演あり。
会場。早大、学祭真っ盛り。大隈講堂と反対側の戸山キャンパス。道なりにベタポ
チラシがむやみにあり、案内人も立ってるので迷うことなし。新館なった学生会館。
スモークガラス一面窓な壁、目茶明るく清潔、今時オフィスか病院風。ロビーでは
早大小劇場劇団のチラシ展が地味に開催中。2Fのエントランスにはコンビニ(7×11）や
ラウンジあり。掲示板のチラシごちゃごちゃ加減はいずこの大学も一緒。会場は地下
二階までエレベーターで。玄関は２Ｆなので、帰りは注意。
学祭演劇イベント参加公演。初見の学生さんもok、美味しいとこ選集公演。
舞台。客席後方までＴの字張り出し、ファッションショー形式。オレンジの床に
黒の縁取り。後方壁は真白。下手角、上手中央よりに馬蹄形の入口、下手下に○
穴、奥にしましま模様が覗き。上手端、理髪店の電動椅子が唯一装置。
お話。美容と宇宙がテーマ、とか。みっちゃんはスマート綺麗になりたい女の子。
お化粧、パック、ＵＶカット…、淋しい美容の道々に見かけるそれとない誘い。
ついついするけど、どうもぱっとしない。そんなことはさておく、宇宙飛行士
や美人な子達は果てしない独りよがり。嘆息。自信たっぷりなジゴロ浮浪者と彼が
捨てた女房子供の再会。杜子春関係カップルの旅路。など散りばめられた不可思議
なロードムービー、といえなくもないかなあ。
エロとすっとこどっこい、を美味しく盛り合わせ。独特の、意味不明の、洒脱さを
楽しむねこ。過去場面（風を含め）が２／３ほど。合間をみっちゃん関係とかで
つなぎ。美人女優ばかり素敵さを遺憾なく発揮。おみ足を見せつつ、天花粉つけて
みせたり、ユニゾンのポーズダンスで目薬付けたり、ドレスでフラフープしたり。
わかりやすいセクシーさをみせつ、意味不明な台詞を吐かせ、脳味噌くらくらさせ
られ。わからなくてよい、考えずとも楽しい、そのふわふわ感がなんとも心地よい
ねこ。
おまけでパン工場女工シリーズ新作の予告編。新作といいつつ、これもリミックス
のお楽しみもの。次回公演はブルースカイも加わり、へろへろ加減がパワーアップ
（表現変？）予想され、楽しみつきないねこ。
役者。猿飛佐助。根拠のない自信と威風堂々のセクシーさに痺れるねこ。
主な場面（の印象映像）
１サイケなムービングライトの照明。フラフープしながら順繰りに前面へ〜一列。
終わると体重測定。皿回ししながら…。体重測定。渡辺の番、西島はダメだし。
体重が増えると有料、お金を払えというのだ。
２宇宙。阿部、宇宙船型の帽子を被り、ぐるぐる回され、首も追随。山岸、アンケート
商品券１，５万もらえる。理髪店椅子に自称宇宙飛行士船長・山岸、アップダウン
を無意味にされて税にいり。宇宙飛行士はね、緊張をほぐすため、ザザエさん（？）
を歌うのよ、と加藤。歌？、カーネギーホール？、ブラックホールと姉妹？。
メグライアン・阿部、ヘップバーン・松浦ら自称スター…美人ぞくぞく。
３白魚のような足をだし美人横並び、化粧箱からだした天花粉をおみ足につけはじめ。
４猿飛と中原、浮浪者なカップル。偉そうに意味不明に徘徊。俺の「コック」ピット
に乗って、宇宙の果てへ、とエロな猿飛、自信たっぷり。猿飛と西田親子再開。
家内紹介、野菜でまかなう、ナスで歯磨きもする猿飛愛人。幸福の木、イオンが
出るんだ。猿飛と阿部、別れた夫婦再開。
５加藤、風船で顔剃りショー。コロンボのテーマで軽やかにして、破裂。阿部に警句。
山岸。ＵＶカット計画は宇宙開発の根幹に関わると、さも重要そうに。タンパク質
を出す。股間から卵をだす阿部。黄身は嫌い、白身だけ食べる方法、と穴を開けて
吸い出す。卵の白身でメレンゲパックをつくると阿部。その間、パックした美人達
ダンス。短距離のスタートポーズしたりして。一人黒い渡辺はアスファルトパック。
ヘアメイクの稽古を明るくする加藤。傍らで渡辺、おとぼけ台詞に電話番号変えて
御免ねとちょっと淋しげにモノローグ。
６盲目？な三人彷徨い。阿部、死体のまね。加藤、より目で仁王立ち。虹がみえる！？
７盲人三人と植木鉢を被った一人（松浦）。植木鉢は安全装置らしい。カラスの鳴き
真似をしたから、黒くなる暗くなる見えなくなる。
８女主人・加藤と盲目の下僕・猿飛。女主人は下僕に恋、同じ境遇となるために
縫い針で自ら目を潰す。潰す過程での視界を詳細に説明。三味線を弾き、そのため
に光りはイラン。痰を絡ませながら、口でベベン。
９渡辺、目にいいからとブルーベリーを目玉に塗り。食パンの気持ちがわかった。
目薬をさし、私は泣いているわけではありません。目薬をさすダンスする女五人。
１０西田ふーてん浮浪者日記を読む。父・猿飛取り返そうとして落とす。山崎。小石
１００個拾う。落とされた日記が読みたい西島。卵は生、オムレツはだめ。
１１渡辺、ヨーグルトを食べる、阿部、その蓋をなめ回す。阿部、仮面を被る。仮面
夫婦！？。舌をへびのようにちろちろ出す渡辺。
１２ＮＡＳＡの宇宙食と、ちくわとバタピーを紹介する加藤。ちくわの穴にバタピーを
詰め、食べる宇宙船船長・山崎。
１３仮面を被った阿部。猿飛、仮面夫婦になるか？。踊ろうと浮浪者な愛人・中原と
踊る。阿部と猿飛は猿となる（だっけ？）。山崎はお腹を壊す（出世断念）。
オペレッタ・こうもり序曲にのって、みんなでフラフープをする。山崎は腹痛ピンチ。
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