PROJECT NAVI PRESENTS 71「悪魔のいるクリスマス」
＠名古屋 ナビ・ロフト(2002/12/19-25 7ステージ)
全自由 前売2500円 当日：2800円 中高生：1000円
作：在間ジロ 演出：北村想 舞台美術：北村想
照明プラン：石原福雄 照明：安藤昇益 作曲：ノノヤママナコ
音響プラン：ノノヤママナコ 音響：細川ひろめ 歌唱指導：折野純子
振付：スズキナコ 衣装：ZAPPERS 小道具：Galerie Rose 舞台監督：永井優二
宣伝美術：下東英夫 イラスト：あおきひろえ 制作：あべかずえ ほか
企画製作：プロジェクト・ナビ
出演：
黒田啓之 ：私
一色 忍[Glove] ：少女Ａ
井池泰紀[よこしまブロッコリー]：少年Ａ
段丈てつを ：天使
土居辰男、田中智砂、金原祐三子、あべかずえ、スズキナコ ：街のひと
2002/12/21(土）雨 7:31-8:43PM(1'11) 後方より 客席満員（60人）
客層：老若男女。20歳代カップルや女性グループ〜壮年カップル。
客入れ：傘を入口で預かり、折りたたみは分けて返却して正解。入口に大きなシート
を引き、その上で靴を脱ぎ。靴袋に入れやすいよう、係りの人が口を開け、脇で持っ
ていてくれて、親切至極。ここまでしてくれる劇団はみたことなし。場内で荷物預か
りあり。前後間隔が狭いので、預けた方が○。空席への誘導や詰めはそつなく行われ。
折り込みパンフ。A4 4ページ。配役、スタッフ。実は女性・在間ジロとの恋の回想
とか、あいさつ掲載。次回公演。5月、大阪、名古屋にて新作「青いインクとトラン
クと」。物販。戯曲本(新規はなし。）
80〜90年代前半、X'masシーズンによく上演されていた名作。劇団として（おそらく
）最終上演とか。
舞台。横幅８ｍほどの間口。上手奥にパステル水玉が浮かぶ白いベンチ。その下手反
対側に白いブランコ。
お話。クリスマスイブの公園。売れない劇作家は生活のための仕事に疲れて、帰路途中
に一休み。ちと暗い顔をした、アイドルになるのが夢という少女と出会い、仕事のこと
など話す内にうちとけ。夢を諦めた寂しさに同情、あるいは共感したのか、少女は提案。
ケーキを彼女の恋人と3人、公園で食べようと。雪降る夜にささやかなパーティ、
３人は眠り込んでしまう。そこに天使登場。劇作家にあなたは死んだ、天国か地獄、
青と赤のハンカチのどっちかを選べという。
素の味わいがしみじみしみる最新再演。装置、照明、演出とも削ぎ落とされたよに
シンプル。おちゃらけとダンスの彩りは、きちんとわきまえられ。ちょっとだけ変え
て、原作はそのまま。ちょっと古風な味わいが、今にちょっとだけ忘れられた人々の
様にしっくりとはまり。寂しくも、ほんのりと暖かい感触にしみじみねこ。封印なん
ていわず、続けてほしい名作と思うねこ。
役者。黒田さん。なんかそのまんまにシャイな演技がはまり。悪魔のすごみと寂しさ
をみせるラストが冴え。一色さん。昔のアイドルな微弱な陰をおった表情が愛おしい。
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