ポかリン記憶舎 リーディング公演＃２「小作品集の夕べ」
＠池ノ上 カフェ・ソワ・メム（2003/4/20 2ステージ)
全自由(1ドリンク付） 前売1500円 当日1800円
台本・演出：明神慈 音楽：木並和彦 空間照明：木藤歩
Ｇデザイン：松本賭至 製作：フラボン
出演：役柄、別途掲載。
＃１「色のない」
矢柴俊博[CAB DRIVER] ：ナレーション
中田顕史郎：男
田上智那 ：女
田上智那、中島美紀：夢女
＃２「目眩 -めまい-」
吉川和海 ：ナレーション
日下部そう：哲也
波多雅子[グロウブ]：和泉
＃３「鼓動」
矢柴俊博：ナレーション
吉川和海：男（井原）
中島美紀・田上智那：女（歩）
坂本絢 ：女２（看護婦）
＃４「岸辺へ」
吉川和海 ：ト書き
波多雅子 ：姫（観月）
日下部そう：王子（義月）
中島美紀：さくら（侍従）
田上智那：つばき（侍従）
坂本絢 ：あやめ（侍従）
吉川和海：さゆり（侍従）
矢柴俊博 ：医者１
中田顕史郎：医者２
＃５「夕日」
古屋隆太[青年団]：ト書き
田上智那 ：女
2003/4/20(日)曇 6:10-6:51PM(41) 奥側より 客席超満員（22人）
客層：20-30歳代中心、男女半々。お友達とアート好きな人たち？。
客入れ：井の頭線の駅前に案内人、親切。徒歩2,3分の茶店だけど、地図か案内が
ないとまず探せない住宅地。５ｍ□スペースの両壁に椅子1列、座布団1列ずつ。
演技スペース至近なので荷物と足の引っ込め願いと、ドリンクの開演中お預けあり。
折り込みパンフ。A4 2ページ。挨拶、配役、スタッフと沢山の予定掲載。次回公演
5/10茶会（中島、明神、田上）チケ完売も、前日に公開ゲネあり。7/16-21二人芝居
「ピン・ポン」再演、新作(キュートな女優募集中とか）。
物販。台本(1000円) 過去公演台本、ＣＤ販売。
リーディングシリーズ、ラジオドラマ脚本（未発表？）とかのオムニバス。
会場。住宅地の中のスタイリッシュな喫茶、兼ギャラリー？。□５ｍ、コンクリート
打ち放し壁、フローリング床。戸外にガラス窓一面、紗幕に梢の影が映え。
屋内の両壁に、さりげにペインティング。設えた棚には、野の草を生けたガラス瓶
など、いくつか。アンバー色の会場灯を落とし、薄暗がりで上演。客からみて左右、
壁際に丸椅子が二脚づつ。読み手は椅子または床上に座ったり、起ったり。
お話。醒めても夢のような、半睡な現実。
「色のない」（6分）色のない夢をみる男。色彩に溢れた世界が「戻って」きた証。
「目眩」（7分）目眩のようにうるむ彼女の像。私は貴方の瞳に映っている？。
「鼓動」（9分）事故で入院。鎮痛剤か、看護婦の姿と恋人の記憶が交錯する。
「岸辺へ」(10分）微睡み「行って」しまう王子。医者と侍従は引き戻そうとする。
「夕日」（7分）目覚める女、どうしてここにいるのか？？。バックに一通の便箋が。
麻薬的な微睡みの快感。伏し目がちにムーディな、美男美女役者達の囁くような声。
時折、ユニゾンや声色で彩り。静寂をつくる音楽。単純なリーディングを越えた、
それら音の協演を心地良く、楽しむねこ。絡みつくような台詞の行き交いは、性的な
イメージを感じさせて、ふむむ。戸外に往来する車の音、木々の影ら意図しない効果
が、企てな秘やかさをいや増し。訳もなく、ちとばかりドキドキするねこ。
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