FICTION vol.21「桜吹雪、色男ら」
＠新宿 THEATER/TOPS（2003/4/22-27 8ステージ）
http://members.tripod.co.jp/theatertops/
指定席 前売り当日共 2700円 自由席 前売り2500円 当日2800円 学割2000円
サービスチケット（複数回特別料金 自由席）1500円
作・演出：山下澄人 照明：高橋秀彰 音響：別所ちふゆ
舞台監督：バタヤンとオオニシとFICTION 宣伝美術：西山昭彦
大中小道具係：萩田忠利 その他雑事：FICTION奴隷軍
企画・制作：OFFICE FICTION 製作：原田裕、井上淳司
出演：
・「公演にて」
山下澄人：ダイネンジ・ハヤトという男（39才、ぱっとしない役者）
荻田忠利：スズキ・タダシという男(25才、まじめな性格の役者）
大山健 ：警備員タナカという男(28才、妻子あり）
多田明弘：警備員班長の男
福島 恵：サナエという女 （反戦運動参加者。カシワダが好き）
矢田政伸：カシワダという男（反戦運動リーダー。妻子持ち）
吉田テツタ：カワダ・サブロウという男（スズキの劇団先輩。売れっ子）
井上唯我：ヌマタという男
山田一雄：コジキのおっさん
・「色男ら」
山下澄人：ホームレスの男
吉田テツタ：謎の男
矢田政伸：カシワダという男（反戦運動リーダー）
山田一雄：ツジイなのにドキンと呼ばれる男（反戦運動参加者）
多田明弘：リュウジという男（反戦運動参加者）
井上唯我：サダという男 （反戦運動参加者）
大山 健：ミンという男 （反戦運動参加者）
福島 恵：サナエという女（反戦運動参加者）
荻田忠利：ミノという男 （反戦運動参加者）
2003/4/27(日)晴 6:08-7:18PM(1'10) 中段より 客席ほぼ満員（140人）
客層：20-30歳代最多、女性過半数。普段、演劇をみない感じの人、多し。
客入れ：自由席客がまず入場。最前2列と最後尾以外は指定席。座布団二枚が親切。
いつもよりは前後間隔はありそう。下手壁際1列は原則通路（補助椅子）として空け。
ほか、チラシをビニール袋にいれたりと配慮○。誘導は都度丁寧にあり。
折り込みパンフ。B5 3ページ。挨拶、配役、作品説明、スタッフ。次回公演。
7月新作＠TOPS。物販。ポストカード。
前回は一本もの長編だったらしい。今回は中をとって？、2本オムニバスでなじみ
キャラもの。
舞台。素舞台。ビールケース活用の椅子くらい。
お話。「公園にて」当たりはないけど、一家言はある40歳の役者。今日はＣＦ撮影。
年齢的に主役かもと、新人にそこはか偉い顔するけど、同じシロアリの役。これって
どうよ。なんか適当にこなそうとするけど、新人はマジ。28歳妻子ありの警備員バイ
ト君と、自分らはどうみえるか、いけそうか、だめなのかで、マジ話。青春もいい
けど、仕事しろよな状態で。一家言役者、撮影が始まると、新人の弁を借りて監督に
意志。怒られて、なさけない。
「色男ら」公園で明日に迫った、反戦デモの練習をする若者とリーダー。かけ声一つ
にしても、どうも思い通りいかないのに。リーダーは業を煮やし。妻子持ちの自分に
好意をよせる女子もなんだかなあだし。一方、ホームレスの男は花見にかこつけて、
野宿場所を探し中。しゃべろうとしない変な男が後をついてきて、困り顔。で出くわ
す反戦練習の一行。かけ声のこととかアドバイス。戻ってきたリーダーは、俺なんか
いなくても、と逆切れ。いろいろあって、まとまりそうなところに戦争が終わったと
知らせ。思い出をありがとうに解散。ホームレスはまた一人、いや実は難民の男と
二人で寝場所探し。でも、桜が散っちゃあ理由がない、北にいくか。
笑いの内に人生をほろ苦く、でものほほーんと描いて、いい感じねこ。男はつらいよ
な固定キャラ、売れない役者、ホームレスに視点におき。狂騒からちょっと離れて、
へんてこさ、おかしさを浮かばせる。傍観するはぐれた寂しさ、不安も加え、不満足
の共感を呼び。下手をすると、暗くもなりそうだけど、どこか呑気な、万年学生な役
者キャラで引き上げて、後味悪くなし。常連になるほどに、愛すべきマンネリキャラ
達に愛情感じちゃうんだろうなあ、ねこ。
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