弘前劇場「あの川に遠い窓」
＠三軒茶屋 シアタートラム（2003/5/7-11 6ステージ)
http://www.setagaya-ac.or.jp/sept/frame.html
全指定 前売 一般3500円 Sept倶楽部会員3200円 世田谷区民割引3300円
当日 3800円
＠弘前 スタジオ・デネガ4/29-5/3 5ステージ
作・演出：長谷川孝治 舞台監督：野村眞仁 照明：中村昭一郎
音響：原島正治[舞台音響・囃組] 舞台美術：三浦孝治 装置：鈴木徳人
制作：弘前劇場 制作協力：ジェイ．クリップ
出演：
山田辰夫：石岡新 （高校教師・浩の担当）
村田雄浩：野坂雄一（浩の父）
2003/5/10（土）晴 6:06-7:28PM(1'21) 中段中央より 客席ほぼ満員（240人）
客層：20-30歳代中心に女性7割。村田さん人気？。老若女性二人連れ多。
客入れ：当日券不明、補助椅子あり。いつものように場内案内は親切。折り込みパンフ
Ａ４ 二つ折り。あらすじ、配役ｍスタッフ、キャスト紹介、長谷川孝治 本作英訳
について。次回公演。7-8月畑澤聖悟新作。物販。台本、戯曲集（5000円)
Ａ４ 二つ折り。あらすじ、配役ｍスタッフ、キャスト紹介、長谷川孝治 本作英訳
について。次回公演。7-8月畑澤聖悟新作。物販。台本、戯曲集（5000円)
山田辰夫のための書き下ろされた二人芝居。山田は今回３演。相手役に、いまや舞台
人よりテレビ俳優の印象が強い・村田雄浩。
舞台。モノトーンの広いワンフロア。中央にどっしり、黒いソファとローズウッドの
テーブルセット。左右は二人、中央は三人掛け、左のにサイドテーブル。テーブル
横にオットマン（足のせ）一つ。正面、斜になった壁にブラインド窓。下手側壁は
鉄製の格子、そのまま下手に進むと玄関設定。窓の上手側に電話、ＣＲＴを置いた机
手前、上手に進むと台所設定。上手手前壁の中央にドア、下手壁にペインティング、
壺をおいた白木のサイドボードあり。
お話。長期欠席となっている生徒の親を訪ねる教師。親はヤクザ、大きな仕事を控え
ているらしく、携帯電話には絶えずコールあり。子供にも自分にも関心がないらしい
教師の真意を計りかねるヤクザ。やがて、２人が１人の女性を同時に愛していたこと
を告げられて。
哀しい野郎ども、２人でも一人芝居。丁々発止、かるくジャブを入れ込み、弾む前半
隠された陰惨な真相が浮かぶ後半。情報量過大の過激会話はしかし互いに通わず、
なんか一方通行、無駄にゴミ箱行き。冒頭、携帯電話で別居している妻と一方的に
話すヤクザ。ラスト、誰ぞしらぬ闇にモノローグする教師は、実は同族。そんな２人
の暗い影と孤独を焙り出す過程は痛々しく、居たたまれないほどねこ。しかし、１７
年の確執を引きずる教師は大バカ野郎。遺恨か夢想のどっちかにスケベ根性、独りよ
がりロマンティックぶりに、たは〜と嘆息ねこ。
ノワールな２人の背景空間もまたノワール。戸外の雨音、闇をつくる強烈なアンバー
光、黒く塗りつぶされた装置。ハードでスタイリッシュな闇にふるる。教師のモノロ
ーグでは真っ赤な灯りを入れて、過激に心理描写。扇情的で印象深い絵作りが面白い
ねこ。
役者。山田辰夫さん。安心してみられる過激さ。鳥肌ものの場面が以前より少なく
感じるのは、重ねてみてるこちらのせい？。村田雄浩さん。人として善く生きて行き
たいとの思いと、ハードワークへのしたたかな意志のせめぎ合い。を抑制した中、
好演好感ねこ。
［月間一覧］
初演 再演 三演(未見) 今回四演
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1996/11/19ｰ24 1998/5/5-10 1999/7/？ 2003/5/7-11
THEATER/TOPS THEATER/TOPS スタジオ・デネガ シアタートラム
8ステージ 8ステージ ？ 6ステージ
1999/8/？ 2003/4/29-5/3
長久手町文化の家 スタジオ・デネガ
5ステージ
１時間25分 1時間21分
前売3500円 3800円 3500円
作 ：長谷川孝治
演出：長谷川孝治 谷口秀一 長谷川孝治 ←
美術：三浦孝治 吾郷順治 三浦孝治 ←
出演：
石岡新 ：山田辰夫 ← 後藤伸也 山田辰夫
野坂雄一：青山勝 ← 福士賢治 村田雄浩
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