＠浅草 木馬亭(2005/12/23-25 6ステージ)
全席自由[R-15指定] 前売3000円 当日3300円
作・演出：松橋BUNNIE道子 演出：風煉ダンス
照明：しもだめぐみ 音響：三輪義夫 衣裳：ダイキチ 振り付け：Mayphy
映像：横沢紅太郎、島田正道 舞台美術：風煉ダンス 宣伝写真：本間北斗
宣伝美術：ハウス・ハッスル 制作：葛西大樹 御意見番：笠原真志
出演：
松橋道子 ：シンデレラ(資松堂社長令嬢まさこ)、お姉さん、そよ風ぽえ夢
荒木佐知子：マリリン(シンデレラの親友、モデル）
ＹＵＫＩ ：お松（シンデレラの守護霊みたいな）
川崎桜 ：エチケット捜査官1号(ジャクリーヌ早乙女)
荒井くるみ：エチケット捜査官2号(桂イヴォンヌ)
反町鬼郎 ：槍岡光男(資松堂 営業チーフ)
岡島博徳 ：ドクター(資松堂専属医師)、てんとう虫イエロー
リアルマッスル泉 ：まさあき(資松堂バイト、シンデレラの無理婚相手)
北川絢香 ：大盛米子(ミス・ビューティ)、てんとう虫ブルー
後藤淳一 てんとう虫レッド、権藤ワビ助(通信カラテの達人)
南波トモコ：スミ子
林周一 ：タカシ(槍岡の恋人)、お兄さん、神父
2005/12/25(日)晴 1:12-4:54PM(1'42) 前方より 客席4割（60人）
客層：20-30歳代中心、通りすがり含めて中高年若干。男性過半数。
客入れ：開場開演10分押し、客席まったりムードにやや冷え。折り込みチラシ
若干。折り込みパンフ B5 3ページ。配役、スタッフ、予定掲載。 カーテン
コール1回。終演後に全プレお楽しみ袋。チキンラーメンミニ2、 ヒロイン
水着生写真、捜査官ステッカー、小道具な資松堂商品券。
クリスマス色がまるっきりない、ツリーよりすでに門松の浅草。浅草寺にほどちかい
大衆演劇の殿堂にて。
舞台。障子三方、鴨居に墨書の演芸場をまんまの素舞台。
お話。女性美を取り締まるビューティ捜査官が幅を利かすニッポン。すね毛と脇毛
ぼーぼー、腋臭臭いのシンデレラは逮捕されるも、大化粧品会社・資松堂令嬢故、
エステを条件に放免。当人は見た目の女性美に無頓着、結婚が幸せとも思えず。
母である化粧品会社のカリスマ社長の圧を、松ノ木の棘と痛みに感じる日々。
野心にあふれた営業チーフは、お嬢様を社内敏腕ドクターに任せることとするが、
逃げられて失敗。それではと無理婚を強いて、最後には会社を意のままにしようと
画策するが。 営業マンと男性愛妾の危ない愛、ビューティ捜査官の意外な純朴愛、
実は社長はすでに死んでいたとかぶっとびエピソードを絡め。シンデレラが、野性
本来の姿を取り戻すまでを破天荒に物語る。
胡散臭く、苛烈でいて脱力。エロよりおバカさが勝り。取り散らかした荒削りな
勢いが魅力の年末興行。個性的というより、アクが無駄に濃いキャラが楽しいところ
世間の常識や錦の御旗に疑問、反骨の精神が底あり。シンデレラ覚醒逆襲のけつを
まくるよなラストが痛快。若い女優の押し出しよく、反町鬼郎さんとか中年男優が
いい味だして○。
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