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　風琴工房　TOKYO SCAPE in 京都「赤き深爪」

　＠京都下鴨　人間座スタジオ(2006/7/27-8/1　7ステージ)
　全指定(R-12指定)　前売2800円　当日3200円　学生1800円
　４公演券9000円　７公演券14000円　パスポート20000円 「子供の領分」セット4500円
　
　脚本・演出：詩森ろば　照明：木藤歩[balance,inc. DESIGN]　舞台設営：西田聖
　音響設営：奥村朋美
　公式HP　http://www.tokyoscape.org/
　ポストパフォーマンストーク　7/27s　ゲスト杉山準(TOKYO SCAPEプロデューサー)

　出演：
　松岡洋子　[風琴工房]　　：長田睦美
　藤田るみ　　　　　　　　：森本妙子（睦美の姉）
　好宮温太郎[タテヨコ企画]：森本宏治（妙子の夫）
　鈴木歩己　[グリング]　　：長田良平（睦美の夫）
　笹野鈴々音[風琴工房]　　：長田知奈（睦美の娘）
　大藤寛子　：栗城志保
　2006/7/28(金)雷雨/晴　3:05?-4:00PM(55?)　前方下手　客席8割(30人)
　客層：学生中心、あと中高年と20-30歳代。女性過半数。
　客入れ：飛行機故障やらで遅刻、すみませんですねこ。雛壇4列にパイプ椅子。
　上手中心の芝居につき中央〜奥側が見やすく。エアコンを止めるため、ちと蒸し
　暑くなり。折り込みチラシそれなり。折り込みパンフ　A4　4ページ。企画趣旨と
　ラインナップ、挨拶、配役、スタッフ、予定、物販。次回公演　8/4-6「子供の
　領分」＠京都人間座スタジオ。　物販。台本1000円。企画共通ポストカード350円
　同缶バッチ150円。　カーテンコール1回　熱心な拍手。　終演後劇場内をカフェと
　して開放。

　東京の6劇団7作品が一挙見られる、関西向けお得サービス・TOKYO SCAPE。
　風琴工房は唯一2作品を提供。2003年3月＠ザ・スズナリ初演作。会場は、劇研も
　ほど近い住宅地、玄関とか普通の家じゃん！？スタジオでの公演。

　舞台。フリースペースの半分を客席／舞台。□8mの明るいフローリング、グレーの
　吸音パネル、上部に等間隔の柱のデッド空間。病室に見立てることで違和感小。
　上手に2人掛けのソファとガラステーブル、奥に入口扉。下手、半分にベットとカー
　テン、物置きキャビネット。

　お話。病室。植物人間？な女性。訪ねてくる家族。飲んでいるのか？姉とその夫。
　久しぶりに現れた妹夫婦と娘。その娘の一見自閉かと思われる有様に、苛立ち手を
　挙げる母・妹。姉妹はいやおうなく、目覚めることのない母からの被虐の記憶へ
　至って…。
　
　みっちり独特世界、かっちり関係性を描く会話劇。完成度高くも、ガラス細工な
　タッチにはちと親しめないねこ。被加虐、ジェンダーギャップら受けいれられない
　状況に悶悶と悩む人達。その人間関係を真正面から見詰め、子細丁寧に描いていく。
　生理的な言語感覚や、内省の深さにふーむねこ。推敲を重ねた文章のよな、整然と
　した台詞は、ガラス細工のよでうーみねこ。もっと役者が自由にしてもいいのに、
　とも思うねこ。
　



　ユニークポイント「トリガー」　7/26-30＠アトリエ劇研
　風琴工房「紅き深爪」7/27-8/1　「子供の領分」8/4-6　＠人間座スタジオ
　劇団桃唄309「おやすみ、おじさん」　8/4-6　＠アトリエ劇研
　bird's-eye view「girl girl boy girl boy」7/28-30　＠ART COMPLEX 1928
　ポかリン記憶舎「煙の行方」　7/28-30　＠須佐命舎
　reset-N「パンセ2006」　8/3-5　＠ART COMPLEX 1928

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