＠渋谷 青山円形劇場(2006/9/4-24 26ステージ)
http://www.aoyama.org/
全指定 前売り当日とも 7500円
作：ノエル・カワード 台本：飯島早苗[自転車キンクリーツSTORE]
演出：山田和也 美術：松井るみ 照明：高見和義 音響：高橋巖
衣裳：黒須はな子 ヘアメイク：河村陽子 演出助手：福原麻衣
舞台監督：小林清隆 製作：山崎浩一
制作： 祖父江友秀（パルコ）、山家かおり（Me&Herコーポレーション）
製作：(株)パルコ 企画．制作：(株)パルコ (株)Me&Herコーポレーション
出演：
葛山信吾：エリオット・チェイス
ともさと衣：シビル・チェイス
久世星佳：アマンダ・プリン
西川浩幸[演劇集団キャラメルボックス]：ビクター・プリン
詩梨 ：ルイーズ(メイド)
2006/9/9(土)曇 7:05-9:29PM(50/休20/71) 入口側中段 客席8割(300人)
客層：20-30歳代最多、中年層も多い大人客席。女性過半数。
客入れ：完全円形客席。開演後4分は入場不可。折り込みパンフそれなり。
折り込みパンフなし。物販。パンフB5 1000円。役者座談会収録。ポスター500円。
カーテンコール2回3分。
70年前のイギリス作家作品を、ウェルメイドプレイの巧者と濃く機動性のい役者で
上演。
舞台。完全円形。低い柵で仕切られた両側に、瀟洒なパラソル付き野外テーブル。
後半は白いホテル部屋となり。
お話。愛の言葉を交わしていた新婚カップル。だが、隣の部屋の元夫、元妻に気づい
てからは事態急変。気まずさを感じながら話す内に、恋心が再燃してしまう。
後味のよい、活気闊達コメディ。エキセントリックで我が強い、アマンダとエリ
オット。保守的なシビルとビクター。登場人物の個性、価値観はバラバラ。でも
正直で前向きなとこは共通。言いたいことは全部言う、裏や陰がない、日本人には
ない直球のやりとりが往来。酷いことをいっても、逆に明るく感じちゃう。意地悪
でひねくれたとこ、特にアマンダ が可愛さに転じる。もう人間への愛情にあふれ
てて、気持ちが引き上げられるねこ。
そんなんだから、役者は高感度、ハイテンション。メロウとエキセントリックを
激しく往来。間断ないテンポで一気呵成に駆け抜けて、それもまた心地よいねこ。
原作の時代を感じさせない脚本はさすが飯島早苗。こなれつつ、すぎない、時代
背景の保守的な部分も残して名人上手。
役者。アマンダ・久世さん。起伏の激しい、でも浮き足だってない、意地悪だけど
可愛い役を颯爽とやり込み、素敵。エリオット・葛山さん。クールかと思いきや、
飛び道具。久世さんとの「プロレス」が壮絶もコミカルで○。ビクター・西川さん。
相変わらず、美味しいずるいポジションに。子犬な目線、でも髭の厳つさな不思議
キャラなり。
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