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 PARCO劇場プロデュース「みんな昔はリーだった〜EXIT FROM THE DRAGON〜」

 @渋谷 PARCO劇場(2006/12/13-30 21ステージ)
 http://www.parco-play.com/web/page/
 全指定 前売り当日とも7500円
  @福岡 福岡市民会館 1/7 1ステージ
  @広島 広島厚生年金会館 1/8 1ステージ
  @大阪シアタードラマシティ 1/10-15 6ステージ
  @新潟 新潟市民芸術文化会館(りゅーとぴあ) 1/20 1ステージ
  @愛知 愛知厚生年金会館 1/22 1ステージ

 作・演出:後藤ひろひと[Piper]
 美術:二村周作 音楽:石田雄一 照明:吉川ひろ子 音響:井上正弘
 衣裳:十川ヒロコ ヘア&メイク:西川直子 演出助手:高野玲
 舞台監督:榎太郎 宣伝美術:永瀬祐一 プロデューサー:尾形真由美
 製作:山崎浩一 企画・製作:(株)パルコ
 出演:
 板尾創路 :おじさん
 熊井幸平 :龍彦(その甥)

 堀内 健      :よっと(リーになりたい中学男子。お調子者)
 池田成志      :河田 (同上。家が金持ち)
 竹下宏太郎[Piper]:たっけさん(同上 求道家)
 伊藤正之      :桑島 (同上 語り部役)

 京野ことみ :ミャオ(同級生女子)
 瀬川 亮  :だめゆき(転校生)
 
 後藤ひろひと[Piper]:用務員
 松角洋平 :鬼警部・百目鬼國彦

 2006/12/30(土)晴 1:06-3:22PM(2'12)後方上手 客席満員(460人)
 客層:20-30歳代中心、女性7割。コアなファン層、単独客多め、かな?。
 客入れ:当日券不明、補助席がないのでそれなり?。折り込みチラシそれなり。
 折り込みパンフなし。物販。パンフ(A4 44ページ 1500円)役者紹介、香港紀行、
 稽古場レポート、アクション俳優・倉田保昭×後藤ひろひと対談。
 Tシャツ2500円 ポスター500円。東京千秋楽カーテンコール 4分4回。

 後藤ひろひと、1年半ぶりの新作。
 舞台。正面、公園の森の書き割り。下手に公園建物と植え込み、高く一本。上手奧
 にベンチ。下手装置は回転式、書き割りとも場所ごとに切り替え。

 お話。30年ほど前の地方都市。ブルースリーに心酔する中学生は日々鍛錬に余念が
 ない。じゃなく余念はあり、だって中学男子だもの。映画スターを連想の同級生に
 好意も、気が強すぎて歯が立たず、勇み足。そんなある日、海外生活が長い転校生
 が仲間に加わる。りーを知らない転校生は優しい人柄もあって、からかわれ、時に
 エスカレートもしがちで。 なにものでもなかった過去と未来な今を行き交う、
 大人になった彼らの追走劇。おじさんが若者へ追想劇を物語る、童話シリーズで
 おなじみな入れ子とし。

 素直な物語、くせ者なキャラ芝居。童話シリーズのような屈託、ブラックな風刺は
 あんまなしで、誰でも安心。小ねたでけら笑い、やがて切ない青春グラフィティの
 王道。直球の感傷はさすがに照れるといわんばかりに、キャラ芝居であちこち遊び
 湿り気もほどほどとし。

 役者。それぞれに、濃淡あれど濃い口のメリハリあるキャラ芝居。追想おじさん役
 板尾さん。そんな中で、自身パンフ語りのよう、美味しい役所をいい感じに抜けた
 演技でして○。

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