＠三鷹 三鷹市芸術文化センター 星のホール(2007/7/6-16 12ステージ)
http://mitaka.jpn.org/geibun/
全指定 前売3300円 財団友の会会員3000円 当日3600円 財団友の会会員3300円
高校生以下1500円
脚本・演出：三浦大輔
照明：伊藤孝(ART CORE design) 音響：中村嘉宏 舞台監督：清沢伸也
舞台美術：田中敏恵 映像・宣伝美術：冨田中理(selfimege produkuts)
小道具：大橋路代(パワープラトン） 衣装：金子千尋
演出助手：富田恭史(jorro)、尾倉ケント（アイサツ）
写真撮影：曳野若菜 広報：石井裕太
企画・製作：ポツドール、(財)三鷹市芸術文化振興財団
制作：木下京子、森川健太(三鷹市芸術文化センター）
プロデューサー：三浦大輔、森元隆樹(三鷹市芸術文化センター）
主催：：(財)三鷹市芸術文化振興財団
出演：
岩瀬亮 ：イサム（アパート住人 無職）
米村亮太朗：マサシ（ピーチ倶楽部）
古澤裕介 ：タケル（イサム友人）
白神美央 ：シズカ
深谷由梨香[柿喰う客] ：ヨウコ
2007/7/14(土)雨 2:39-4:22PM(1'43) 下手前方 客席9割(220人)
客層：年配の男性、夫婦1割ら三鷹市民とコアな演劇ファン。男性過半数。
客入れ：両サイド席に空席。ポツドール初見と思われる相当ご年配のお客さんちら
ほら。まず客入れ音楽のやかましさに文句をいうなど、勘違い観劇＝途中退場が懸念
されるもなかった模様（寝てた？）。雨天につき、傘立てに係員2名常駐、傘袋を
渡すなど親切。折り込みチラシ。ビニール、鉛筆付き、極厚1.5cm、不要チラシ置き場
あり。折り込みパンフ A5 3ページ。挨拶、配役、スタッフ(多人数)、予定。
次回公演。12/5-9 溝口真希子脚本演出 女シリーズ「女の果て」＠赤坂レッド
シアター 来年4月 本公演＠本多劇場。物販なし。カーテンコールなし。
恒例・太宰治オマージュ企画参加。客席には小劇場演劇では見かけない年配のお客
さん1割。パロディ？！との声も聞こえたり、大丈夫かしらん。
舞台。斜におかれたアパート一室。上手窓、押し入れ、つけっぱなしテレビ。下手
ベット、脇に固定電話。壁にポスターとかない殺風景。中程からいつも暗い廊下、
トイレ〜玄関。
お話。働く気がもはやない、しなくても親が頼りの無職青年。出会い系電話でぼった
くられ。知り合った女性は怖いお兄さん（実は同級生）を呼び出し脅され。その夜
友人は借金受取にやってくる予定だが、すでにオケラ。散々な一日を、愛想をつかさ
れた元彼女に、死にたいとぼやいて甘える体たらく。アグレッシブなのは妄想の中
だけで。
実録？！感溢れるドラマ、呆れ損なほど最低人間キャラら、造り込み◎。通常芝居に
必要のないほどの緻密さはいつもながら。出会い系の段取り、詐欺の次第、携帯ごし
の会話、言いよどみ無言の間ら、異様に細やか、すべてがまんまドキュメンタリー。
同級生に騙されるとか、ＴＶドラマなあざとさも盛り込み、面白味増し。幕間のボサ
ノバが展開につれ、ファンクになったりとこれも細かい。初見らしいおじいちゃんも
皮肉笑いに楽しめたよう。
主人公の社会人失格ぶりがまた徹底。親にすぐ甘えて借金、しかも嘘を嘘でごまかす
窮地に陥っても無為を装う見栄っ張り など最低。知らずにだまされる親も親だし、
知っていても縁を切らない友達も友達。再起決心＞妄想でわがままバイオレンス
＞朝になれば寝てるだけ 失笑と脱力の落ちをつけて○。
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