＠吉祥寺 吉祥寺シアター(2007/10/17-28 14ステージ)
http://www.musashino-culture.or.jp/k_theatre/
全指定 前売3800円 当日4000円
作・演出：倉持裕
舞台監督：橋本加奈子（SING KEN KEN） 舞台美術：中根聡子
照明：清水利恭（日高照明） 音響：高塩顕 衣装：今村あずさ（SING KEN KEN）
音楽：SAKEROCK 宣伝美術：坂村健次（C2デザイン）、鈴木健朗（C2デザイン）
宣伝写真：江隈麗志 宣伝ヘアメイク：山下まきえ、山本絵里子
制作：土井さや佳 後援：TOKYO FM
主催：ペンギンプルペイルパイルズ、財団法人武蔵野文化事業団
アフタートーク
10/18 岩松了×戸田昌宏、小林高鹿、玉置孝匡、倉持裕
10/19 水野美紀×坂井真紀、ぼくもとさきこ、倉持 裕
出演：
坂井真紀 ：高宮わたる
戸田昌宏 ：高宮 進（わたるの夫）
玉置孝匡 ：仙波（進友人 同マンション住人）
ぼくもとさきこ ：塔子（わたる元同僚 同マンション住人）
吉川純広 ：賢三（進の店 店員）
小林高鹿 ：朝比奈（江尻友人 配管修理人）
近藤智行 ：江尻（わたるの職場アシスタント）
内田慈 ：実須江（仙波の妻）
2007/10/27(土)風雨 7:06-8:54PM(1'44) 前方中央 客席満員(200人)
客層：20-30歳代中心、女性7割。お友達連れ多め。
客入れ：当日券不明、バルコニーにはおらず？。客席誘導積極的にあり。折り込み
チラシ結構、落とす人やっぱりあり。折り込みパンフ A4 3ページ。挨拶、配役、
予定、スタッフ。次回公演。7月新作＠シアタートラム。物販。上演台本800円。
ポスター500円。小林高鹿×玉置孝匡 コントユニットＣＤ 800円。ちょっと恥ずか
しいブロマイド写真付き。玉置孝匡 風景画ポストカード 150円。
カーテンコール 1回4分。芝居がかって情宣。
外部作品提供が続いた倉持裕、1年2ヶ月ぶり劇団本公演。
舞台。２ＬＤマンション・まるごと手前に斜め横カッティング。壁越しに頭だけでる
、観そうで見えない格好。真正面に青空がのぞく玄関。前方続き間のリビング
ダイニング。上手にキッチンとテーブル、後方にトイレと続いてバスルーム。下手に
２人掛けソファ、チェスト、ラック、後方に寝室。後方と周囲は配管が縦横。
お話。もう若くもない夫婦。スタイリストの妻は久々の現場で若い男にナンパ？
されるも、既婚とお断り。帰宅後友人や夫に話して笑い話（と自慢？）話で終う
つもりが、夫はきちんと振ることができたのか、不安顔。いやなんとなく、というの
も夫には未だ離れぬ過去の女の記憶があるため。若い男からの電話あり、家に呼ぶ
ことになり。「正確」にやらないと気がすまない若い男の友人や、離婚危機の隣人も
加わって、不必要に面倒なこととなって。
深刻顔もどこか愛らしい、夫婦の物語。構成に凝らず、心理ドラマ路線。倉持裕に
しちゃ異色なストレートプレイと思いきや、けっこう登場人物は複雑。自意識過剰、
内面にトラウマを抱えてたり、無自覚にねじ曲がってたり。針小棒大な心理を象徴
するように、巨大鳩サブレが現れたり、仕掛けもあり。ドタバタする展開芝居は
ドーピングされた岩松了のよう。揺れる心理、時々噴出する真情をクールも過ぎない
言葉と距離、空気感で綴り。深刻泥沼万歳な状況におかしみを添えて、かわいらしく
ええ案配とほほえむねこ。
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