＠新宿 THEATER/TOPS（2008/8/5-10 7ステージ）
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前売 指定席3300円 自由席3000円 当日（指定自由とも）3500円
グループ割引(4名以上) 300円引 学割（自由席）2000円 複数回割引1800円
＠富良野演劇工場 9/5-6 2ステージ
＠旭川 シアターコア 9/8-9 2ステージ
＠札幌 シアターZOO 9/12-15 5ステージ
作・演出：山下澄人 照明：高橋秀彰 音響：別所ちふゆ 舞台監督：清水浩志
裏方手伝い：バタヤン 宣伝美術：西山昭彦 その他全部：FICTION
プロデューサー：白迫久美子 企画・制作：OFFICE FICTION
劇中歌 「フロクスの花」 詞・曲 高一生
出演：
竹内裕介 ：コタニ
山田一雄 ：オオキ、兎男
福島恵 ：みちこ、兎女
山田茜 ：子兎
荻田忠利 ：乞食
井上唯我 ：ミウラ、店員、サラリーマン
大西康雄 ：アレク
山下澄人 ：イケタニ
2008/8/6(水)晴 7:35-9:37PM(2'02)中段下手 客席7割(60人)
客層：20-30歳代中心に幅広く、男女半々、スーツ客少な目。
客入れ：全椅子席 クッション2枚 千鳥配置。席番号紙が置いてあってわかりやす
い。下手壁際と中ほどに通路、いつになくアクセスしやすし。自由席2、指定席9列、
自由席と指定席後方に空席。 折込チラシそれなり。パンフ B5 3ページ。挨拶、
配役、スタッフ、予定。次回公演 11/21-23自称若手公演＠アートスペースプロット
来年6月頃 本公演。物販。Ｔシャツ、台本、ＤＶＤかな。 カーテンコール1回。
富良野塾出身の山下さん作演出でもう30回公演。猛暑の東京を皮切りに、涼やかな
北海道ツアー、なんか羨ましいねこ。
舞台。木っ端を集めたような、バラック壁。上手側が開いていて、下手側にドアが
あり。調度は最小限、作業模様をマイムで見せたりし。
お話。ネットカフェ難民の若者、住所不定が理由で仕事にありつけない。まぜか外さ
ないレスラーマスク姿も難点か。その中の一つから急遽住み込み働きの誘い。仕事は
ともかく同僚はやばそうな人ばかりで、ガクブルな気持ち、だったが…。
フィクション流「どん底」〜飾らない人間賛歌。偽善、体裁の仮面を捨て、素で
荒くれも滲むホントウの優しさ、人の美しさ。夏バテの、仕事疲れの身にしみじみ
沁みて、清々しい思いするねこ。
マスクマン、乞食、暴力男、半端者とはぐれ者ぞろい。やば気に捻れて見える言動も
やがて、世にはびこる身勝手な良識の裏返しと見えてくる。死に瀕した人の圧力ある
願いに面倒と切り返し、人の道を唱えるネット難民にお前がゆうなと苦言。嘘がない
、感動を装わない、押し付けない。きれい事ではないドタバタ顛末を、メイン2人の
関西弁と生来の持ち味でほどよく和らげ。笑いながら、こりがほぐれ、癒されていく
心持ちがするねこ。
役者。そんな人がそんな風にいる、柔らかで自由な感触に好感。言葉によらずとも、
気持ちが伺える有り様が素敵。
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