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 ピチチ5 にんぎょう劇団ピチチ・プロデュース「全身ちぎれ節」
  MITAKA"Next Selection 9th”参加

 @三鷹 三鷹市芸術文化センター星のホール(2008/9/12-21 11ステージ)16,17日休演
 http://mitaka.jpn.org/geibun/
  全自由(整理番号付) 一般 前売2500円 当日2800円
  三鷹市芸術文化振興財団友の会会員 前売2200円 当日2500円
  学生割引2000円(高校生以下1000円) 大人割引2000円(40才以上)

 脚本・演出:福原充則 舞台監督:中西隆雄、掛樋亮太 演出部:高橋京子
 照明:河上賢一(La Sens) 音響:高塩顕 大道具:泉真 小道具:笹野茂之
 宣伝美術:岡屋出海 グッズ制作 :ピコピコ 演出助手 :西尾美鈴
 制作:三村里奈 企画・製作 :ピチチ5 主催:(財)三鷹市芸術文化振興財団
 出演:
・「国分寺のキース・リチャーズ」
 植田裕一 :張本(ロックバー店長) [蜜]
 小村裕次郎:高井(張本の元バンド仲間)
 三浦竜一 :大黒(張本の元バンド仲間)
 小林由梨 :丸川(バー店員)    [B-amiru]
 中島美紀 :リリー(張本妻)    [ポかリン記憶舎
 碓井清喜 :ヒトシ(張本息子)

・「花巻のスカーフェイス」
 三土幸敏 :宮さん(自称小説家) [くねくねし]
 吉見匡雄 :萩原 (自称小説家)
 中島美紀 :兼良 (出版社社員)
 小村裕次郎:出版社社員
 植田裕一 :大物小説家
 三浦竜一 :大物小説家
 碓井清喜 :大物小説家

・「蒲田の行進曲」
 千葉雅子   :民子(バーのママ)[猫のホテル
 オマンサタバサ:孝 (バーテン)
 植田裕一   :先輩(大部屋役者)
 三士幸敏   :大部屋役者
 碓井清喜   :双葉(大部屋役者)
 小村裕次郎  :映画監督
 三浦竜一   :平田
 小林由梨   :平田の娘

 2008/9/15(祝月)曇 7:35-9:00PM(1'25)後方中央 客席満員(100人)
 客層:20-30才代中心、男女半々、お友達連れ多め。
 客入れ:劇場受付と入場時に、割引の身分証提示依頼。受付で確認済みのマークを
 すれば、二度目の提示は不要では?。劇場座席撤去、新たにひな壇とパイプ椅子5列
 設置。中央が見易いと誘導あり。折り込みチラシ極厚、ビニール袋入り。アンケート
 はボードと鉛筆付き。 パンフ A5 3ページ。配役、スタッフ、予定掲載。
 物販。劇中キャラのフィギュア200?円。 カーテンコール1回。
 
 負け犬達の負のカウンターパンチで舞台炎上、オーディエンス熱狂なステージで人気
 上昇中の彼ら。三鷹までの交通費、若年のみならずオジサンの懐具合まで気配り、
 泣きの安値でおくる三鷹の森公演。

 舞台。濃紺の壁で一段高く、赤い□とかコの形がそこここ。中央にどでけえ仕掛けが
 隠され、見てのお楽しみ。
 お話。爛れた愛憎関係の愛ぼったくりバーのママとバーテンを狂言回しに、負け犬達
 の自虐まみれの逆襲が始まる。ロッカー崩れのロックバー店長のさらなる挫折「国分
 寺のキース・リチャーズ」 才能がないけど売れたい!と厚顔無恥の自称作家・ミヤ
 ザワケンジ、ハグワラサクタロウとともに、盗作パロ。さらに作家潰し「花巻のスカ
 ーフェイス」 しっかり台無しにしたい!。煮え切らない愛憎関係に嫌気が指した
 バーテンが階段落ちに挑む「蒲田の行進曲」
 
 調子放きまくって、荒くれと抒情が噴出。どうでえと福原節、がなり絶頂。生活に
 必要のないテンションと屈託ぶりで、弾けるキャラ芝居が楽しいねこ。実名ばしばし
 、黒く塗ったり、汚すこといとわず。吹っ切れてて、むしろ爽快。今回も負のパワー
 が全開、現実を自虐に踏まえつつ、バカ哀しくぶっ飛んで素敵。比較的大きな空間も
 物怖じせず、大がかりな仕掛けを3話それぞれに用意。その勢いやよし。

 役者。千葉雅子、オマンサタバサ 泥沼万歳。中年童貞・植田裕一。涙ながらの正し
 い暴力三昧に悲喜こもごも。小村裕次郎。大したことでもないのに長躯、大音声。
 とほほで○。

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