＠東池袋 あうるすぽっと(2009/3/14-20 6ステージ)3/18休演
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全指定 前売・当日とも 一般4500円 学生3000円 高校生以下1000円
振付：井手茂太[イデビアン・クルー] 照明：齋藤茂男 音響：島猛
美術：伊藤雅子 衣装：堂本教子 舞台監督：大川裕 宣伝美術：木本園子
主催・製作：フェスティバル／トーキョー 共催：国際文化交流
後援：タイ王国大使館、日メコン交流年2009
出演：
斉藤美音子：双子に紛れて三つ子のふりをする偽タイ人
金子あい ：タイが好きな日本人旅行者
中村達哉 ：タイに赴任した日本人ビジネスマン、ケロからホモ愛
井手茂太 ：小太りの亡き双子兄
コラコッ・プアンサワッ(バブル) ：小太りの双子弟
アキーラ・モッサクン(ディア) ：小柄なタイのスチュワーデス
カニソン・ヤンプレムプリ(ケロ） ：ザビエル風衣裳の男
クリッサナ・パンペーン(ヌン)
チャンチャナ・アジラティカーン（エッグ）
チャヤヌッ・アジラティカーン(アウト）
2009/3/15(日)快晴 5:05-6:24PM(1'19)最前列上手 客席4割(120人)
客層：20-30才代を中心にとりどり。学生ぽい人多め。
客入れ：指定席、サイドブロックに空席。最前Ｂ列。折り込みパンフ多め、輪ゴム
止め。パンフ A4 3ページ。パフォーマ写真(ちょっとピンぼけ)付き。物販。
Ｔシャツ 2500円。カーテンコール2分3回。
タイ＜＞日本 タイアップ公演。野田マップ出演の俳優やら交えて、とりどり
ダンサーのお楽しみ。
舞台。天井、客席から舞台上に放射状のクロームパイプ5本が走り。突先、
直下の床には、横置きの白枠信号機。床には斜めった道路ライン。交差点？。
構成。
1 ネクタイシャツの中村、メモを片手にうろうろ。ザビエル風の男が様子をうか
がう。
2斎藤＋タイ人、おそるおそる。グルーブ感あるアコーディオン音楽。デュオ、
ソロとトリオのとりどり、1人静かに立つ周囲をユニゾン、乱調子。バカ歩きを
する男。静か女は見上げ、周囲では一同ユニゾンで床ダンス。中村、静か女を
眺める。
3同じ服装、体型、髪型、双子兄弟のユニゾンデュオ。曲はトランペットが泣いて
ムーディ。
4無音。暗転後、黄泉の国な黄色照明。またムーディ曲。前方で寝ている女を前に
お前が起こせと押し問答。
5タンゴ？。両手でメガネの一同往来。回転。中村？を観察。グループに分かれ。
上手で白光のライン上を真似したがり女が綱渡り、デュオ、ラジコンの車2台が
走る。
6真似したがり女を含む3人でトリオ。ロール。床ダンス。這いずり、テンポ
アップ。
7迷う中村と、見守るザビエル風の男。中村は変な動きをする。
8客電入り。上手に座り、まどろむ男。小柄な女が後ろ歩き、男に目を止める。
迫って、目測。やおら、接近して男をマッサージ。離れては目測。アクロバ
ティックに強制マッサージ。男、歪む。小柄な女はそれをよそに、日本人旅行者と
日本語あれこれ。男の後ろに4人が並ぶ。小柄な女のマッサージの待ち列。2人目が
逃げようとして、小柄な女の眼力で戻される。マッサージ再開。竹刀を担いだ、
ザビエルが行き過ぎる。ラジコンの車が右往左往。一同、小柄な女に感謝、喧しく
しゃべりながら還る。ザビエルが残る。
9メトロノームをもった女が横断する。テクノ。小太り双子兄と女の拳闘めいた
デュオ。しゃなりモデル歩き女２と、ステップして行き過ぎる４、ザビエルが入り
、日本人旅行社と絡み。ストロボ明かり。手振り、歩行。狂い踊って静止。
ステップ歩行。女子ユニゾン、ザビエルと拳闘、中腰で歩く。小柄な女と中腰で
あるく4人。ほぐれて静止、1人盆踊りして抱き留められる。男女デュオで
コンタクト。
10蛇の冠とマスク、黄金の蝶衣裳の男（小太り双子弟）、中村と絡む。黄泉の国な
黄色照明。蝶男、バックダンサーを従えて、セクシーに歌い。クラップ、
床ダンス。中村は迷子のまま。いきなり無音、ぽつねんと途方に暮れる蝶男。
所在なく、ぽつねん。マイクを捨てると、中村が拾って渡すが、ぷぃっと捨てて
とりつく島もない。押し問答に繰り替えしていると、皆が心配してやってくる。
皆で蝶男に迫るが頑なにマイクをとることを拒む。寝ていた女がマイクを強奪され
、がっかりする。男の気持ちに同調して、ユニゾンでがっかり。最後には蝶男、
うなずき。ラテンのリズム、ユニゾンで歩行。交差点雑踏音、ストロボ後、暗転。
愉快でカッコいい井手ダンスにタイ風をトッピング、珍味もまたよし。おなじみの
振付三昧、いろんな動きが目白押し。今回、井手クローンな双子ダンス。体型や
仕草まで完コピして、愉快千万。必ずずっこけ、どこかしらシニカルという熱くて
もクールなグルーブ感の中、個々のキャラで小芝居、関係性。ここでタイ風味、
海外お友達の個々個性。日本人リーマンに地元民が注ぐホモ愛、マッサージをする
小柄女性の問答無用な強引さ、蝶男の出で立ちやムーディ歌唱の派手さとか。
どんな状況でも呑気に聞こえるタイ語はなんだか珍しい。照明・美術は全方位に
展開してとってもアクティブ、これもまたカッコよし。
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