＠渋谷 PARCO劇場(2009/10/13-11/8 31ステージ)
http://www.parco-play.com/web/page/
全指定 8400円
＠札幌 札幌市教育文化会館 11/13-15 4ステージ
＠大阪 シアター・ドラマシティ 11/18-23 8ステージ
＠名古屋 名鉄ホール 11/27-29 4ステージ
＠新潟 新潟市民芸術文化会館（りゅーとぴあ）劇場 12/3-5 3ステージ
＠福岡 嘉穂劇場 12/11-13 4ステージ
作：宮藤官九郎[大人計画] 演出：河原雅彦
音楽：松崎雄一 美術：中根聡子 照明：佐藤啓 衣裳：前田文子 映像：上田大樹
音響：大木裕介 ヘアメイク：西川直子 演出助手：菅野将機 舞台監督：福澤諭志
宣伝美術：河野真一 宣伝写真： 岡田貴之
企画：ねずみの三銃士(生瀬勝久・池田成志・古田新太)
プロデューサー：佐藤玄 製作：山崎浩一 プロデュース：(株)パルコ
出演：
三田佳子：長津田麗子
生瀬勝久：飛竜一斗(ケイタイ小説家)、ぱっつん、中国人、イエロー、浅草
池田成志：上原卓也(絵本作家)、でっぱ、ひかる、父、出っ歯の妻、婦長、ダース
古田新太：浜名大介(風俗ルポライター)、母、先生、サーモン、親分
岡田義徳：児島(編集者)、男、助監督、ツタヤ、タクヤ、子分
上地春奈：上地(マネージャー)、ハルナ、妻、ピンク
2009/10/17(土)曇 7:05-9:46PM(1'09/休15/1'14)前方上手 客席満員(460人)
客層：20-30才代中心、おじさまおばさまもちらほらと幅広く、女性過半数。
客入れ：当日券不明。ロビーは花で一杯。折り込みチラシそれなり。パンフなし。
物販。パンフ A4 49ページ 1500円。三田佳子全出演記録、作×演出 ねたばれ
配慮 伏せ字対談収録。ポスター 1000円/500円。 カーテンコール3分 間をおいて
3回。
生瀬勝久、池田成志、古田新太 3人のユニット「ねずみの三銃士」、5年ぶり第二弾。
舞台。古びたお屋敷の上下階、意表を突く仕掛けあり。機械仕掛けの庭劇団ペニノ？
戸外場面ではゲームのようなＣＧ動画効果あり。
お話。売れてない作家、薄利多売ライターら3人は印税生活のふれこみに釣られ、と
ある屋敷に集められる。自称大女優から一代記を書いてほしいとの依頼。訳もわから
ずの無理難題、断ろうとするが、そうはさせない罠が待ちかまえていて。
泥沼万歳天国、楽しいね。ブラックな因業話を、神出鬼没なお化け屋敷展開で彩り。
「シャイニング」なホラーハウス、導入の走行場面は無駄に懲りまくり、間もなくの
二階機構にほよよねこ。
いわく、作家いじめられシリーズ。「ミザリー」で狂ったファンを女優に置き換え、
イヤでもホラー・コメディ祭り必至の設定。あんなことやこんなことに、恐怖・ガラスの
仮面と応える、三田がまあすごい。正統派女優人生からの大冒険。ギャグめき
キャラも真摯なガチンコ演技をして感動。セーラー服が似合うのは女として、得だなあ
とかも思わせつ。取り巻く人々は、骨太の演技で負けず応え、出過ぎずアクの濃い
芝居をしていい感じ。
祭りも盛況、すでにお腹一杯なのに辛い過去と復讐、果てに作家と女優の業の深さを
描き。物語よか作家・宮藤官九郎の業というか欲張りぶりが覗いて、ふーん。
そんな暗くて重い、パンクな物語ベースもむしろ逆手、笑いや刺激に転化して、お家
芸。よくくみ取った演出は快調のさじ加減、濃い口もほどよくスパイシーに美味しく
仕上げてさすが。
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