＠東池袋 あうるすぽっと(2009/11/16-23 8ステージ)
http://www.owlspot.jp/
全自由席（整理番号付き）一般4500円 学生3000円 高校生以下1000円
演出：飴屋法水 作：サラ・ケイン 翻訳：長島確 音像設計：ＺＡＫ
照明デザイン：髙田政義（株式会社リュウ）
舞台監督：大友圭一郎、寅川英司＋鴉屋 演出部：杣谷昌洋、田中 翼
小道具：栗山佳代子 美術コーディネート：大津英輔＋鴉屋
衣装コーディネート：コロスケ 宣伝ビジュアルデザイン：フクシマミキ
製作・主催：フェスティバル/トーキョー
出演：
山川冬樹、安ハンセム、石川夕子、大井健司、小駒豪、グジェゴシュ・クルク、
武田 力、立川貴一、ハリー・ナップ、シモーネ・マチナ、宮本 聡、村田麗薫
ほか
2009/11/23(月祝)快晴 2:09-4:10PM(2'00)前方中央 客席超満員(220人)
客層：20歳代女性最多に、老若男女幅広く。
客入れ：ロビーに血の池ダイビング・バイク展示。本水に足を落とした人あり、
気をつけましょう。場内が狭いとかで荷物預かり積極的。開場定時の25分前整列
開始、10分前入場。通常舞台上に雛壇と椅子席設置。荷物あっても下に置けるので
大丈夫。桟敷2列、椅子8列。当日券は完売、キャンセル待ち10数人？。階段座布団席
は20人超。全員入場するのを待って、10分押しで開演。客入れ時には、2人の役者が
板付き。折り込みチラシ数枚、チラシ A4 3ページ。データと挨拶掲載。物販なし。
カーテンコールなし。
物語りレス、痛い心象の断片を綴ったサラケイン作品を、飴屋法水演出にて。
会場舞台。ロビーに写真の事故現場＠血の池地獄。実はこれ会場内にも客席前水路へ
続き。通常客席を舞台化、椅子をビニールパック。反時計回りひな壇を上がって、
バスケゴール、バイクのハンドル側、ボールが転がる装置、ロッカー小物入り、
卓球台(最上）、吊られたサンドバック。手前に筋トレマシーンが間に置かれ。
壁に、very long silenceの文字投影し、呟き放送。
構成。頭を下に宙づりのホーメイ歌手、フェシングマスクで点在する７人。呪いの
言葉を吐く悪霊。ハエの飛ぶ音、バスケコートからマスク落下、卓球台に落ちる玉、
揺れるサンドバック。水路で叫ぶ男、沈んだ公衆電話へサラリーマン、完全に没する
ホーメイ歌手。居並んでの病理治療への憤りと絶望告白。なじり逢い、時にいたわる
男女、医師と自殺志願患者の群像。
らしい刺激的で派手なインステレーション演劇。外国人を含む精神を病んだ患者達の
激白、絶望のリアルな告白が連綿。彼らの悪夢な心象を映したような、上記のパフォ
ーマンスを挿入して効果。幻想的悪魔的表現も、悪夢をまんま表現したようで直球。
痛々しいのはわかるけど、共感に至らず、ぼーと風景にみるねこ。
[月間一覧］