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 あうるすぽっと+ピッコロシアタープロデュース 兵庫県立ピッコロ劇団第35回公演
 「モスラを待って」

 @東池袋 あうるすぽっと(2009/11/27-29 3ステージ)
 http://www.owlspot.jp/index.html
 全指定 一般4000円 学生3500円(要学生証) 豊島区民割引3700円
 としま未来友の会3500円

 作:内藤裕敬[南河内万歳一座] 演出:鄭義信 美術:加藤登美子 照明:西川佳孝
 音響:奥村威 音楽:藤田辰也 舞台監督:鈴木田竜二 演出助手:濱崎大介
 制作:田窪哲旨、大段満里子、崎山敦彦 広報宣伝:小沼知子
 プロデューサー:ヲザキ浩実 チーフプロデューサー:崎山敦彦
 主催:(財)としま未来文化財団、豊島区 製作:あうるすぽっと
 制作:兵庫県立尼崎青少年創造劇場<ピッコロシアター> 助成:財団法人地域創造
 出演:
 山田裕  :菅原太一(助監督)
 橘義   :野々村陽二(制作助手)
 森好文  :磯島道夫(録音)
 吉村祐樹 :塚本翔太(照明)
 杏華   :中山沙織(メイク)
 木村保  :杉村保次郎(監督)
 今井佐知子:田畑真弓(キャメラマン)

 剣幸く客演>:千影(女優)
 平井久美子:涼子(女優)
 木全晶子 :木全鈴子(エキストラ)
 今仲ひろし:今仲ミキ(エキストラ)
 広瀬綾子 :広瀬マリ (エキストラ)
 角朝子  :角エミ (エキストラ)
 孫高宏  :柴田勇作(エキストラ)
 穗積恭平 :梶原(エキストラ)

 2009/11/29(土)曇 2:05-3:42PM(1'37)前方上手 客席ほぼ満員(290?人)
 客層:大人寄りの老若男女、女性過半数。
 客入れ:ロビーで公演ポスター展開催。折り込みチラシそれなり。チラシ A4 1枚
 配役、スタッフ。物販なし。カーテンコール3回3分。熱心に続き。

 2007年初演作、再演。文化庁芸術祭優秀賞作品とか。
 舞台。冬の都内にある公園。一段低くなった広場、周囲は枯れた立ち木。
 お話。大晦日というのに映画ロケ。怪獣映画・モスラを撮影する一団。往時の怪獣
 映画全盛時に子供時代を過ごした監督は、ロケメインの昔気質。年越しは避けようと
 急ぐスタッフだが、完全主義の女性カメラマンはNG連発。現場は険悪なムードに
 なってしまう。

 寒空に暖かい、映画と人間が絡む人情芝居。煮え切らない男と勝ち気な女の恋人達、
 落ち目の女優と性格の悪い人気女優、映画への情熱とママならぬ現実 ら事情が絡み
 合う群像劇。人間味ある脚本と、熱く心配りの演出での王道、安心舞台。雪空に見え
 ないモスラを見据える全員のラストに、ほっこりするねこ。女優の喧嘩場面や、群衆
 の動かし方が活き活き、内藤演出らしく楽しいところ

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