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 ハイバイ「「ヒッキー・カンクーントルネード」の旅 2010 初めて組」

 @大崎 アトリエヘリコプター(2010/5/16-23 5ステージ)5/20休演
 全自由(整理番号付) 前売3000円 当日3300円
  @桜美林大学プルヌスホール 5/25-26 2ステージ
  @福岡 西鉄ホール 5/29-30 2ステージ

 脚本・演出:岩井秀人 照明:松本大介 音響:泉田雄太 衣装:mario
 舞台監督:川除学(至福団) 演出助手:T-BOY、郷淳子
 宣伝美術:土谷明子(citron works) 宣伝写真:岩井泉 記録写真:曳野若菜
 制作:三好佐智子、坂田厚子、藤木やよい
 提携:西鉄ホール(西鉄ムーブスペシャル) 主催:ハイバイ、(有)quinada
 パンフレット編集協力:藤原ちから パンフレットレイアウト:林弥生
 (演劇サムライナンバーナイン)

 出演:
     初めて組       経験者組
  登美男:篠崎大悟[ロロ]    岩井秀人[ハイバイ]
     (5/19〜 降板。代役は岩井秀人)
 綾  :浅野千鶴[味わい堂々] 成田亜佑美
 母  :吉田亮 [ハイバイ]  平原テツ[ハイバイ]
 圭一 :近藤フク[PPPP]    坂口辰平[ハイバイ]
 黒木 :チャン・リーメイ[Love&Light] ←
    初演   2演    3演      4演    5演    今回
    2003/2  2006/1   2007/3    2008/10  2009/4   2010/5
   櫂スタジオ  こまば   アトリエ   リトルモア 愛知県  3都市ツアー
         アゴラ劇場 ヘリコプター 地下   芸術劇場
                      
登美男:金子岳憲  ←/餅松亮 渡猛/岩井秀人 岩井秀人 金子岳憲  篠崎大悟/岩井秀人
綾  :西村理沙  端田新菜 中川幸子   端田新菜 成田亜佑美 浅野千鶴/成田亜佑美
母  :江場梨絵子 岩井秀人 平原テツ   ←    小熊ヒデジ 吉田亮/平原テツ
圭一 :松本裕亮  三浦俊輔 松本裕亮   坂口辰平 ←     近藤フク/坂口辰平
黒木 :豊原里美  ←改め* 村田牧子   川田希  菊川朝子  *
   (*チャン・リーメイ)

 2010/05/18(火)晴 7:35-8:58PM(1'23)正面前方下手 客席9割(90人)
 客層:20-30才代中心、男性過半数、単独客多め。
 客入れ:開場時で30人ほど。2方向客席。正面。追加桟敷1、釣り椅子1、ひな壇に
 通常椅子5列。今回は桟敷客なし、釣り椅子に空き有り。サイド 釣り1通常1。
 空席誘導随時あり。見晴らしのよい舞台なのでどこでも。「綾」部屋は入口側角
 なので見たい人は留意。折り込みチラシそれなり。恒例のトーク質問用紙同梱。
 パンフ A4 1枚。配役、予定。次回公演。来年1-2月「投げられやすい石」5都市
 ツアー。物販。パンフ A5 600円。リアル母との対談、出演者対談収録。上演記録。
 改めて未見の旧作がみたくなるねこ。台本 B5 600円。セットで1000円。ほかDVD。
 カーテンコール1回。チャン・リーメイさんの黒木引きづりぶりが気になるねこ。

 新旧配役による代表作再演。こちらはオーディションメンバーによる初役、新キャスト
 中心。初演のチャン・リーメイが久々登場も一部で話題。

 舞台。たぶんダイニングキッチンに斜めってテーブル1。椅子1と2。上手が玄関側
 、小物入れを裏返すと公衆電話になる趣向。下手手前が妹、奧が兄の部屋設定、
 おなじみのドアノブ装置が置かれ。

 お話。長らく引きこもりの長男、妹はよき理解者、将来を案ずるあまりの母と時折
 口げんかとなり。そのあまりにケアワーカーに相談した母は、出張お兄さんをつれて
 きてしまい、騒動となる。
 
 今回の収穫は、妹綾役の浅野千鶴@味わい堂々。こんな妹がいたらなれたらいいな、
 利発闊達で優しい子キャラ。長男役・篠崎大悟さんは、切実で滑稽な長男をまっすぐ
 に演じ。この後降板らしくお気の毒な好演。得体の知れない無頼漢・黒木役に
 チャン・リーメイ。冷静な高慢ちきぶりがいちいち感に障って、いやな奴好演。

 アフターなんとか 9:05-9:20PM(15) 7割方居残り
 岩井秀人

 記憶とメモによるため、抜け多数、表現が正確でないことをお断りします。
 
 お客の事前質問に一問一答。
 Q1 2バージョンにした理由。
 オーディションをしたら、いい俳優が沢山いたので、バージョンを増やした。
 それでも、登美男役のすごくよい俳優が3人いて2人が選べない。自分に正直になった
 ら、自分がでたいということになった(客席失笑)

 Q2必殺技はなんですか。
 世界で一番なのは、ゲーム・スーパーフォーメイション・サッカー。前半で45点を
 とる。ゲームで2万分の1の確認でしか出現しない秘石を自分で粘土でつくった充足感
 といったらなかった。
 
 Q3 好きなTV番組
 お笑いだけしか、もやもやサマーズとか見る。いまだにTVゲームしかしていない。

 Q4 役者の決め方
 比べて比べて選ぶ。登美男と綾の喧嘩のシーンの稽古をして違いをみる(だったか)

 Q5 ダブルキャストについて
 出張お兄さんは劇団員全員から勝ち抜き戦をして選んだ。

 Q6 レスラー服について
 劇団員の若葉が作ったが、着心地がいい。

 Q7 演劇のカタルシスとは
 やってる側としてはお母さん役をやった後は、弱者の登美男をやってひどい目にあう
 のがいい。過去にひどい目にあったのを、体で再現して笑ってもらうのが救いになる。

 Q8 スランプはあるか。
 以前、台本の中で父親を殺したら、罪悪感にさいなまれて、酒を飲まないと眠れなく
 なった。

 Q9 演出の力とは
 役者がうまいと感じてもらえたら、それは役者の力。演出は大枠だけで細かいことは
 しない。

 Q10 お母さん役を男性が演じることについて
 初演は女性が演じたが、あとは90%男性が演じている。女性がやるとつらい気が
 する。シリアスな部分があるので、最初に嘘といいたい。東京ディズニーランドを
 男性で楽しいという人は少ないと思う。なにが楽しいのか?。着ぐるみになにを感じ
 ればいいのか。出し物で鹿の首が楽しげにしゃべるのかとかも。そんな文句をいって
 いたら、嫁にいる間は言わないで言われた。どうやったら信じられるのか?。
 着ぐるみの中身は半数はおっさんなのに。嘘なら嘘といってほしい。

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