＠渋谷 PARCO劇場(2011/5/7-6/5 32ステージ)
http://www.parco-play.com/web/page/
全指定 前売9000円
＠大阪 シアタードラマシティ 6/9-12 7ステージ
作：鈴木聡[ラッパ屋] 演出：河原雅彦 音楽＆ピアノ：佐山雅弘
照明：高見和義 企画制作：㈱パルコ ㈱ミーアンドハーコーポレーション
照明チーフ：佐藤崇志 ピンチーフ：浅利藍理 企画制作 (株)パルコ
(株)ミーアンドハーコーポレーション
出演：
稲垣吾郎 ：井上幸一郎（長男 ぼっちゃま）
白石加代子 ：千代（乳母 ばあや)
高田聖子[劇団☆新感線]：滝子（恋人）
柳家喬太郎 ：榊原（幸一郎の恋人）
谷川清美[演劇集団円]：富子（長女）
福本伸一[ラッパ屋] ：矢野（富子の交際相手）
中村倫也 ：信次郎（次男）
大和田美帆 ：良子（次女）
梶谷善 ：小柳（良子の交際相手）
小林健一[動物電気]：健介（八百屋の息子）
佐山雅弘 ：森田さん（ピアニスト）
2011/5/22（日）雨 2:05-4:39PM（58/休15/1'20）前方上手 客席満員（460人）
客層：ほぼ全員20-30歳代女性。稲垣吾郎ファンと、意外と喬太郎ファンもいる？。
客入れ：当日券不明。折り込みチラシそれなり。パンフなし、つけてよん。
カーテンコールでの花束、写真撮影禁止と舞台正面に立て看板。物販。パンフ A4
1500円 42ページ。結構文章あり。作演出と主演2人の座談会収録。
カーテンコール3回2分。オールスタンディングはいかにもジャーニーズファン。
稲垣吾郎主演舞台、脚本は常連の鈴木聡、演出に訳知りの河原雅彦。
舞台。2階ロフトがたっぷりとした旧家。庭に面した上手がソファがある洋間、
下手が畳み座敷。下手に大家をしてるアパート、上階のピアニスト部屋からピアノ
生演奏。
お話。戦後没落した旧家の跡取り息子。道楽者だった父親が残した骨董品を切り売り
して糊口を凌ぐと思いきや、遊びの資金にしている。ある日から、貧窮にあえぐ腹違
いの姉妹と恋人、弟の金の工面やら面倒をみることになって、結構大変。
御ひいき筋にギフトな公演。元々カラフルな上に、ドーピングされたよに活性120％
な役者面々。マンガに楽しい、効果線が入ってそな、賑やか演技演出が愉快。
稲垣さんの坊ちゃまがたっぷり台詞できっちり主役。独特美学のわがままと皮肉な
物言いも不思議と嫌味ならず。甘く口当たり良くて、かっこよし。ファンは大満足。
世話をするばあやは、これもオーラを放つ白石加代子。短い登場も気が利いて、終始
お茶目に、終盤ではディープに演じて堪能させ。恋人にはなんと高田聖子。月影十番
勝負なストレートプレイ、勝ち気も、純な女心の柔らかい部分もしっかり演じ。
福本伸一、梶谷善は面白さ保証付き。小林健一は小劇場と変わらぬ演技で、客席から
好反応。喬太郎。動き回る落語な一人芝居で大奮闘して、拍手沸き。役者の見せ所、
聞かせ処を良く心得えつつ、いままでになくを成功させてて、流石の作＋演出なり。
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