＠渋谷 PARCO劇場(2011/8/5-28 27ステージ)
http://www.parco-play.com/web/page/
全指定 7350円 U-25チケット5000円
＠金沢 北國新聞赤羽ホール 9/3-4 3ステージ
＠福岡 ももちパレス 9/6-7 3ステージ
＠大阪 森ノ宮ピロティホール 9/9-11 4ステージ
＠名古屋 名鉄ホール 9/13-14 2ステージ
作・演出：本谷有希子[劇団、本谷有希子]
美術：松井るみ 照明：佐藤啓 音楽：渡邊琢磨 音響：藤森直樹
衣裳：澤田石和寛 ヘアメイク：二宮ミハル 演出助手：石内詠子
舞台監督：林和宏 宣伝美術：加藤秀幸 宣伝:吉田プロモーション
制作協力：寺本真美 プロデューサー：佐藤玄、田中希世子
製作：山崎浩一 企画・製作：株式会社パルコ
出演：
長澤まさみ ：ひろみ結城(若手女流作家)
リリー・フランキー：甘田真貴（結城の悪友 バーのママ）
成河(ソンハ)：二見（編集プロダクション社員）
安藤玉恵 ：泉（二見の後輩 イベントスペースの雇われオーナー）
・結城のファン
吉本菜穂子 ：道尾(ファン会長）
中野麻衣[tsumazuki no ishi]:ニシ
坂口辰平[ハイバイ]：ムラカミ
太田信吾 ：タカバタケ
札内幸太 ：ヒタチナカ
池田 大 ：ダイキ
中 泰雅[イノコリ] ：マツダ
北川 麗 ：タニナカ
鉢嶺杏奈 ：ソネ
加藤 諒 ：シンドウ
清水葉月 ：ヨウコ
2011/8/13(土)曇･猛暑 2:02-4:18PM(2'15) 後方下手より 客席満員（460人）
客層：20-30才台中心。おじさん結構。男女半々、カップル多め。
客入れ：キャンセル待ち当日券10人位、珍しくチケット求むビラ持ち男子あり。
折り込みチラシ厚め。無料配役表（ＷＥＢにあるけど）ほしいねこ。
物販。パンフ A5 1500円。ポスター500円。Tシャツ2000円 白は売り切れ。
カーテンコール1回1分。
PARCOカード審査を通らなかった＠駆け出し時代 本谷有希子のリベンジ？な公演。
舞台。地下のライブハウス。壁にシュールなペイント、市松模様の床、メタリックな
椅子とテーブル。正面に地上からの階段、下にカウンター。上手が一段高くイベント
ステージ。その奥に地上への非常口兼喫煙所、化粧室。
お話。落ち目の携帯小説出身作家と、親友のゲイのママがファン限定のトークショー
開催。ガチでファンとトークバトルし、本にしちゃうおう企画。過激に挑発する作家
に、ファン達は本性を露わにしていく。酷評、貶め、過剰な期待と欲望、的外れな
思い込み…。
依存と共依存の痛い関係性を克明に描きだし。本谷有希子の思うことばかりの押し付け
が抑えられ、客観的で精密な描写が行き渡り、一皮向けた秀作となり。主役2人と
ファン達の個々それぞれに光りを当て、役者の個性を活かして見せて上々。これと
いって物語展開しないのに飽きさせない、演出手腕〇。ラストは春琴抄、孤独な2人
だけの幸福を思い、しみじみ沁みるねこ。
役者。過激さと弱さの危ういバランス・面倒な作家を、長澤まさみが揺るがず演じ
きり。アスリートな肢体がまたかっこよし。繊細というだけで足りない、そんな風に
そこにいる見事な体のリリー・フランキー。この後も役者稼業を続けて欲しいねこ。
編集者役・成河(ソンハ)の演劇ジェットコースターな演技が鮮やか。
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