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 PARCOプロデュース「テキサス TEXAS」

 @渋谷 PARCO劇場(2012/3/17-4/8 24ステージ)
 http://www.parco-play.com/web/page/
 全指定 7350円 U-25チケット 5000円
  @大阪k シアター・ドラマシティ 4/14-15 3ステージ
  @名古屋 名鉄ホール 4/17-18 2ステージ

 作:長塚圭史[阿佐ヶ谷スパイダース] 演出:河原雅彦
 音楽:和田俊輔 美術:中根聡子 照明:佐藤啓 音響:大木裕介
 衣裳:高木阿友子 ヘアメイク:西川直子 演出助手:渡邊千穂
 舞台監督:瀬崎将孝 制作協力:伊藤達哉+ゴーチ・ブラザーズ、高橋麗+
 ハイレグタワー プロデューサー:佐藤玄 制作:藤井綾子 製作:山崎浩一
 企画製作:(株)パルコ
 出演:

           初演    今回
           HIGHLEG JESUS PARCOプロデュース
           2001/7/4-11 2012/3/17-4/8
           11ステージ 24ステージ
           駅前劇場   PARCO劇場
           ほか大阪OMS
           3000円   7350円
           1時間55分  2時間7分

        演出:長塚圭史  河原雅彦
 遠藤マサル    :岸潤一郎  星野源
 伶菜       :小林愛   木南晴夏
 遠藤聖子(姉)  :中坪由起子 野波麻帆
 沼田       :正岡泰志  ←[動物電気]
 長内駐在員    :今奈良孝行 松澤一之
 矢野健一(牧場主):森本訓央  山岸門人[劇団鹿殺し]
 牛沢太郎(従業員):山田伊久麿 福田転球[転球劇場]
 川島(強面)   :小林一英  高橋和也

 千鶴子      :新井友香  吉本菜穂子
 満彦       :伊達暁   ←[阿佐ヶ谷スパイダース]
 西洋人      :リン・ホブディ ブライアリー・ロング[青年団]
 比呂島先生    :小田井孝夫 湯澤幸一郎[天然ロボット]
 
 四ッ星(取立屋) :中山祐一朗 岡田義徳
 桂        :長塚圭史  河原雅彦

 2012/3/18(日)曇|小雨 2:05-4:13PM(2'07)前方上手 客席ほぼ満員(450人)
 客層:20-30歳代中心、中年層も結構。女性7,8割。
 客入れ:当日券不明。折り込みチラシそれなり。パンフなし。物販。パンフ A5
 64ページ 1200円。出演者対談、作演出対談収録。ポスター1000円。
 カーテンコール2回1分。

 河原雅彦主宰・故HIGHLEG JESUS 番外公演 すっかり忘れた頃の再演。
 舞台。昭和民家にとこどこ西部劇風な彩り。上手に風見鶏置いた家畜小屋、両開きの
 西部劇門戸。下手に岩石。家屋は真正面にガラス引き戸、右が台所、左が寝室設定。
 調度は茶箪笥、座卓ら。寝室の上に水牛の角。

 お話。へんぴな片田舎の故郷、彼女をつれて実家に帰ると見知らぬ顔。なんと村では
 整形手術がブームで、姉はまるで別人の美人。同級生が彼氏だったりしてなんか嫌。
 東京から持ち込んだ必殺アイテムを自慢すると、不穏な空気に。村を牛耳っている
 川島とそれを使い勝負となるのだが。

 乱暴で破天荒、収まりのいい箱庭演劇と一線を画するダイナミズムが魅力的。な、
 長塚圭史 小劇場バリバリ伝説時代作品を、縁の河原雅彦が訳知りブラックコメディ
 として復刻。バカ経由でクレイジーに爆走して、土着とサイコなホラー行き。
 なんでも起こりえる、雑多な滅茶さが楽しいねこ。終盤の視点転換、逆転の展開は
 デビット・リンチか、PKディックかという面白さ。初演もこうだったかしらん。
 すっきりしない、ドロドロした不条理感を残して、むふふねこ。

 役者。美女と野獣が仲良く共演。沼田役・正岡泰志。昔変わらずのバカガキぶりを
 PARCO劇場でも発揮してラブリー。千鶴子役・吉本菜穂子。怨念漂う、若くもない
 女子ぶりが○。

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