＠三軒茶屋 世田谷パブリックシアター(2012/11/15-18 4ステージ)
http://setagaya-pt.jp/
全指定 一般A席4000円（1･2階）B席3000円（3階）当日各500円増
友の会会員割引 A席3800円 せたがやアーツカード会員割引 A席3900円
＠静岡 舞台芸術公園 野外劇場「有度」 6/30-7/1 2ステージ
＠伊丹 アイホール 10/28 1ステージ
＠愛知 愛知県芸術劇場小ホール 10/31-11/1 2ステージ
構成・演出・振付：黒田育世 音楽・絵：松本じろ 舞台監督：大友圭一郎
照明：森島都絵（インプレッション） 音響：山田恭子
衣裳スタイリング：コロスケ 宣伝美術：坂本陽一（mots）
制作プロデューサー：高樹光一郎 制作進行：土屋彩子 主催：BATIK
共同製作：愛知芸術文化センター、アイホール（伊丹市立演劇ホール）、
SPAC・静岡県舞台芸術センター 提携：公益財団法人せたがや文化財団、
世田谷パブリックシアター 後援：世田谷区
出演：
BATIK（伊佐千明、植木美奈子、大江麻美子、梶本はるか、田中美沙子、寺西理恵、
中津留絢香、西田弥生、矢嶋久美子、黒田育世）
2012/11/15(木)晴 6:35-9:35PM(2'25/休21/10)前方中央 客席8割?(450?人)
客層：20-30歳代中心、中年層も結構。女性過半数。ダンス関係者多め。
客入れ：開場開演20分前、ダンサー板付きでループ。1F最前G列 Ｆ列は
パフォーマンスで使用。1Fは万遍なく埋まり。折り込みパンフ B5 3ページ。
チラシは終演後に配布。最後の10分は舞台上へ移動、スタンディングで客席上
パフォーマンスを見る趣向。動き回るわけじゃないけど、荷物はロッカーへ預けた方
が○。物販。Tシャツなど。 カーテンコール 演出1回＋3回 3分。
舞台。円形に張り出した緑の一面。奥中央壁に世界地図。その後方に高くイントレ
櫓。黒いドラム缶が上手に１。久々に観る劇場天井の青空装置とも、疑似野外空間と
もとれ。客入れ時から、ダンサーになる、みんな幸せに流れ星に願いをかけると唱え
踊る黒田さん。
構成。コミュニケーションがための目、耳、口のいずれか封じ、奪われたような
少女。あるいは仲間から、世界から疎外されたダンサー志願の少女。遊びの輪、
孤独、凌辱とも鳥葬とも死ら、多義多彩な場面を連ね、繰り返し描く。転換休憩後
客席と舞台を入れ替え、ダンサー達の裸体絵姿の中、黒田ソロダンス。
生もまた死の内と、酷さとイノセンス、声なき叫びと慈しみが交錯。黒田さんと
その少女期のモチーフを先行作品から継ぎ、より群像に多義に散りばめ。現在の大人
に母としての視点も重ね。観客の原体験や記憶を励起する、一意ではないイメージを
重奏、繰り返し。渾身の、しかし分断を余儀なくされるダンス、ソロとアンサンブル
から目が話せず、きりきりと骨を鳴らす感が今も残るねこ。
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