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 ホリプロ ミュージカル「100万回生きたねこ」

 @池袋 東京芸術劇場プレイハウス(2013/1/8-27 24ステージ)
 http://www.geigeki.jp/
 S席10500円 サイドシート8400円 65歳以上6300円 25歳以下6300円
 高校生割引1000円
  @大阪 イオン化粧品 シアターBRAVA! 1/31-2/3 5ステージ
  @北九州 北九州芸術劇場 大ホール 2ステージ
  @広島 はつかいち文化ホール さくらぴあ 大ホール 2ステージ

 原作:佐野洋子(『100万回生きたねこ』[講談社刊])
 演出・振付・美術:インバル・ピント、アブシャロム・ポラック
 脚本:糸井幸之介[FUKAIPRODUCE羽衣]、戌井昭人[鉄割アルバトロスケット]、
 中屋敷法仁[柿喰う客」 音楽:ロケットマツ、阿部海太郎
 照明:小川幾雄 音響:松木哲志 稽古ピアノ:中條純子 演出補:中屋敷法仁
 演出助手:西 祐子 舞台監督:足立充章 東京芸術劇場 芸術監督:野田秀樹
 主催:TBS、ホリプロ 共催:東京芸術劇場(公益財団法人東京都歴史文化財団)
 協力:オフィス・ジロチョー、講談社 企画制作:ホリプロ
 出演:
 森山未來 :ねこ
 満島ひかり:女の子、白いねこ
 田口浩正 :船のり、ぼう(泥棒)、メスねこ
 今井朋彦[文学座] :王さま、メスねこ
 石井正則 :どろ(泥棒)、メスねこ
 大貫勇輔 :手品使いの助手ほか
 銀粉蝶  :老婆、王妃、メスねこ
 藤木孝  :手品使い、沈没船の幽霊、メスねこ

 水野栄治、柳本雅寛、江戸川卍丸、皆川まゆむ、森下真樹、清家悠圭、鈴木美奈子、
 三東瑠璃 :アンサンブル

 2013/01/16(火)晴 7:06-9:24PM(1'19/休20/37)1F上手後方 客席超満員(830人)
 客層:20-30才代中心に女性7割。おじさん結構。
 客入れ:1Fに補助椅子出し、サイドに立見14人。折り込みチラシそれなり、
 不要置き場準備。歌詞カード添付。物販。しおり付きプログラム □22cm 1500円
 トートバッグ1000円 Tシャツ2500円 パーカー4800円 オペラグラス1000円
 クリアファイル600円 ピンバッジ500円 ノート(家/どろぼう)400円
 肉球マシュマロ500円 タイツ・レギンス2800円 2箇所販売だけど、待ち列の長さに
 差がでたりするので臨機応変に。 9:22PM終演 カーテンコール2回2分。ぽちぽち
 スタオベ。

 このロングセラーの劇化は数あれど、今回は特別。イスラエルの演出ユニット、
 インバル・ピント+アブシャロム・ポラックという注目舞台。小劇場演劇ファンには
 俊英3人の合作というお楽しみつき。

 舞台。パースが効いたくすんだクリームの部屋装置。上手に壁に棚、床に丸いラグ。
 下手に灯火の列。天井が空いていて閉息感なし。全体額縁の中にある設定。

 お話。転生を繰り返した末に、空しさに囚われたねこ。彼が初めて愛したのは
 白いねこだった。

 ユニークなイスラエル・アート満喫。作家三人の作風はアクが取られていたけど、
 薄味ならず、味わい残し。見たことがないのに懐かしいアーティスティックな夢の
 造形。スモーキーな色彩、不気味でファニーな幻想的オブジェ、動物達。
 メカニカルな動きのモブやダンスもみたことないもので、物語とは別の収穫が
 うれしいねこ。

 森山未來。甘い歌声、身体能力の高さはいわずもがな。白いねこ・満島ひかり。
 すっとした佇まいと声、森山未來との愛らしいコンビ好感。もっと嬉しいは銀粉蝶。
 エキセントリックな女王ぶりが、ブリキの自発団時代を彷彿とさせて楽しいねこ。
 

 
 

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