＠座・高円寺2(2013/06/21-23 4ステージ)
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＠兵庫 ピッコロシアター大ホール 6/7-12 6ステージ
作:別役実 演出:佐野剛(兵庫県立ピッコロ劇団) 美術・衣裳:加藤登美子
照明:徳田芳美(アート・オー) 音響:金子進一(T&Crew) 舞台監督:鈴木田竜二
制作助手・東京公演担当:大段満里子 事務局担当:山本由利子
出演：
孫 高宏 :伊右衛門(赤穂の浪人)
吉江麻樹 :お岩(伊右衛門の妻)
今仲ひろし:宅悦(按摩宿の主)
保 :左門(お岩の父)
樫村千晶 :お袖(お岩の妹)
杏華 :お梅(伊右衛門に横恋慕する娘)
森好文 :喜兵衛(お梅の祖父)
今井佐知子:お槇(お梅の乳母)
中川義文 :小平(喜兵衛の家来)
吉村祐樹 :お熊(口寄せ巫女)
山田裕 :非人頭
三坂賢二郎:役人
2013/06/21(金)小雨 7:05-8:38PM(1'32)中段下手 客席ほぼ満員(220人)
客層：20歳代と中高年中心、未就学児童連れのお母さんも。男女半々。
客入れ：5人宛整理番号順入場。開場時30人ほど。最前C列。折り込みチラシ1，2枚
パンフ A4 3ページ。物販なし。カーテンコール2回1分。
別役実新作。老いてなお多作、四谷怪談を残した鶴屋南北に負けないようにとの弁。
舞台。賽の河原な一面。下手に不気味な柳、地面に行灯とムシロ敷きで部屋設定。
上手も同様に調度類を置き。
お話。「四谷怪談」をベース、登場人物と主な物語は変更なし。伊右衛門とその父が
まるで非人のように身を落としていたり、キャラ造形はアレンジ。
悪事、非道、恐怖、怪異をすべからくドライアップ。登場人物が殺伐とすれからして
いて、平然と犯罪や異常状況に対して無気味。とりわけて、歌舞伎なら色悪の
伊右衛門が小ずるく現実・理性的なのが印象。美意識なく、洒落も効かないという。
お岩は悲劇のヒロインでなく、猛り狂う強い女性とこちらも現在現実的。
狂っているのは彼らの周囲、大衆のムードに押された非理性的に暴挙・忠臣蔵の討ち
入りにありとし。今日的な視点が独特で興味深くみるねこ。
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