＠渋谷 青山円形劇場(2014/11/06-10 ステージ)
データは幼生サイドレポート参照。
2014/11/10(月）晴 12:04ｰ2:04PM(2'00)中央前方 客席8，9割(200人？）客
層：大人中心、中年層結構、女性7、8割。
客入れ:桟敷列、椅子列。開場時人。客入れ:成体側サイドに空席、幼生側は
ほぼ埋まり。カーテンコール1回。
舞台。引っ越し荷造り中のアパート部屋。下手からＰＣ机、ドア、タンス、ベッド。
床に段ボール箱。
お話。瀬戸内の島を出奔して10年、キンコをパートナーに趣味と実益を兼ねた
結婚詐欺を重ねるヤヨイ。欲を出したばかりに、ピンチを迎える。あーだこーだして
返済はキンコが引き受けて「走れメロス」することに。
騙されても好きの甘えん坊ロマンティック男と、醒めた（でも切れない）女の
俯瞰図。小池竹見原作というが、すっかり福原充則世界にリライトされ。不確かな
「愛」を「計る」に絡んで切実で面倒なペテン話。本当の嘘(取り繕い）、嘘の本当
(本音）の二転三転、重なり合いが面白く。過去と現在、未来が侵食しあう後半が
スリリング。ヤヨイ役に清水葉月、愛されるのが判る堕天使、強気の迷い猫ぶりが
魅力。孤独すぎて狂う運転手役・野口かおる、笑うしかない哀切感溜まらす。