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 PARCOプロデュース「幕が上がる」

 @六本木 Zeppブルーシアター六本木(2015/5/1-24 27ステージ)
 http://www.blue-theater.jp/
 全指定 6500円

 原作・脚本:平田オリザ[青年団] 演出:本広克行
 美術:土岐研一 照明:佐藤啓 音響:井上正弘 演出助手:草光純太
 衣裳:新崎みのり ヘアメイク:川端富生 舞台監督:本田和男
 主催:Zepp ブルーシアター六本木運営委員会 プロデューサー:毛利美咲
 協力:映画「幕が上がる」製作委員会 製作:井上企画製作:株式会社パルコ
 出演(生まれ):
 三年生
 百田夏菓子(94)*:高橋さおり
 玉井詩織(95)* :橋爪裕子(ユッコ)
 高城れに(93)* :西条美紀(ガルル)
 有安杏果(95)* :中西悦子

 二年生
 佐々水彩夏(96)*:加藤明美
 井上みなみ(94)[青年団] :成田香穂
 多賀麻美 (89)[青年団] :松永美緒
 藤松祥子 (93)[青年団] :村上舞

 一年生
 伊藤沙莉(94) :高田梨奈
 芳根京子(97) :袴田葵
 金井美樹(96) :坂下綾乃
 坂倉花奈(91)[青年団]:八木美咲

 *ももいろクローバーZ

 2015/5/9(土)曇 6:05-7:57PM(1'50)中段中央 客席満員(900人?)
 客層:20才代中心、おじさんまで男子8,9割。
 客入れ:入場待ち列出来。5:27PMから並んで5:43PM入場。折り込みチラシそれなり。
 パンフ無し。物販。パンフ A5横ハードカバー 100ページ 1500円。ポスター大1000円
 小500円(売り切れ) タオル1700円。カーテンコール3回2分。最後はスタオベ、
 喝采上がり。

 映画版と同キャストでの上演。
 舞台。学校教室。サーモンピンク壁、窓の向こうに廊下。壁際に備品棚、石膏男子に
 マフラー巻き。デカい三角定規など定番置き。転換して屋上やカラオケボックスとか
 お話。銀河鉄道に乗ってどこへいけばいいの。演劇開眼、コンクールへの道を示して
 くれた吉岡先生が突然辞めた後の演劇部稽古場。演出を担うことになった部長の悩み
 は尽きず。部員達と互いに気遣いながら、今日より明日と励んでいくが。

 作品と稽古、日常と未来、教室と世界 折り重なってすっと沁みる生と死、今を
 生きる意味。前向きに悩み、さりげなく気遣い、触れない優しさある、なにより
 ブライテストな部活模様が清々しい。こんな楽しい放課後なら、みんな演劇部に
 入っちゃうよ。声が出なくなった過去がある中西さんのことで深耕。震災との
 やるせない距離と関わりあいは私たちのものでもあり。気持ちを現すに選曲が
 素敵。フォーク・クルセダーズとか、21世紀のJKが知ってるのかと思いつつ、
 沁みる歌唱に涙ぐむねこ。BGM効果が映画っぽく、ちょっと扇情的。この位のが
 いいのかしらん。ももクロをはじめ、役者達は闊達しごく、そんな風にそこにいる
 素敵。舞台と観客の今を慈しみ愛する気持ちが自然伝わって、ほっこりするねこ。

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