＠池袋 東京芸術劇場 プレイハウス(2015/11/21-23 3ステージ）
http://www.geigeki.jp/
全席指定 5500円 当日+500円
作・演出・美術・衣裳：アンジェリ力・リデル（アトラ・ビリス・テアトロ）
音楽：チョ・ヨン・ムク 照明 ：カルロス・マルケリエ
照明操作：オクタビオ・ゴメス 音響 ：アントニオ・ナバーロ
技術監督：マーク・バルトロ 舞台監督：ジュリオ・プロベンシオ
演出助手：マリア・ホセＦ・アリステ 制作：グメルシンド・プチェ、
イエ・サイトー、ジェニカ・モンタルバーノ
プロデューサー：グメルシンド・プチェ 製作：イアキナンディ
共同製作：アヴィニョン演劇祭、ウィーン芸術週間、オデオン座、
フェスティバル・ドートンヌ、デ・シンゲル劇場、ルパルビス・シーン国立タルブ・
ピレネー劇場 協力 ：テアトロス・デル・カナル（マドリード）、
タンツクウォーター劇場（ウィーン）助成：スペイン国立舞台芸術音楽機関-INAEM
技術監督：寅川英司 舞台監督：渡部景介 演出部：中原和彦、村上 希
美術コーディネート：安倍美波 小道具コーディネート：定塚由里香
音響コーディネート ：相川 晶（有限会社サウンドウィーズ）
照明コーディネート：佐々木真喜子（株式会社ファクター）
字幕 ：上野詩織（舞台字幕／映像 まくうち） 翻訳：田尻陽一
制作：砂川史織、松宮俊文、十万亜紀子 特別協力：駐日スペイン大使館
主催：フェスティバル/トーキョー
出演：ファビアン・アウグスト・ゴメス・ボオルケス、シエ・グイニュー、
ロラ・ヒメネス、ジェニー・カーツ、アンジェリカ・リデル、シンド・プチェ、
ジャン・チーウェン、マキシム・トロウセット、イエ・サイトー、
フェイス（室内楽アンサンブル）、ドン・ウー・シュエイン（中国琵琶）
2015/11/22(日）晴 6:05-8:55PM(2'45）1F前方上手 客席1F8割(500人）
客層：大人よりに幅広く。男女半々。
客入れ：開演前にロビーでプレトーク開催。2F未使用。折り込みチラシ厚め。
パンフ A5 6ページ。物販。戯曲本。カーテンコール2回5分。
スペインの作家、自作自演作品。知見なしねこ。
舞台。中央に小高い土くれの丘装置。木々と本が同サイズの幻想。中空左右に
はく製のワニ。マスクをつけた老いた妖精と人が同居。
お話。閉じ込められたウェンディの嘆きのモノローグ。ついで種々冠をつけた
ワルツ、ダンス連綿。最後に1時間半超のアンジェリ力 モノローグ。
後半最後に圧巻のアンジェリ力 ソロパフォーマンス。ファイヤーボールとなった
彼女に巻き込まれそう。母親に始まる憎悪の連鎖、マシンガントークは自分にも
向けられて自虐込みで修羅。まあ凄い。
プレ・パフォーマンストーク 5:10-5:37PM 120人位
田尻陽一（関西外国語大学名誉教授）、横堀応彦（ドラマトゥルク、
F/T15ディレクターズコミッティ）
・旧作はいずれもリアルにつくられたものが。実際のイヌ、カップラーメンを食べ
散らかすとか。暴力性が観られるが、自分に向けられていて他者ではないのが
素晴らしい。あとセックス性。スペイン国外ではこれまで上演不可だった。
・東京でワークショップ。疲労困憊するまで飛ばせたり。テーマが聖書の創世記で
神の怒りをどう表現するかだった。人を殺したいと思ったことがあるかのテーマに
良く応えて演じていた。
・実際はアンフェリカが近いが、日本人に発音しにくいのでアンジェリカと、本人も
容認している。日本びいき、川端康成や三島由紀夫が好き
・今回の作品はウィーンのアーチストとのコラボから。現代音楽の奏者達をつれて
きている。
・ピーターパンが母親となったウェンディのもとから子供をつれてしまうのが
気になるといっていた。老いの美しさについて，大分議論をした。原作の台詞を
沢山引用してるのがわかる。偶然の出会いを大事にする人で、上海の路上で
みつけたダンサー2人に出演してもらっている。
・一瞬にどんな感情をもつか。劇場では感じて、家で考えて欲しい。字幕は１／３
しか訳していない。卑猥な言葉は訳せなかった。ののしり言葉には笑ってもらえ
ればいい。本公演は当人の体力もあって、上演できるのは今回だけになる。
・パリのテロで彼女の作品は中日3日が上演中止になった。即興の言葉にテーマと
テロのことがでている。この芝居が合うのか合わないのかは別問題として、まず
観てもらえればと思う。衝撃的な作品。観客の雰囲気で芝居も延びる、昨日は
10分以上延びた。
[月間一覧］