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 PARCO「ツインズ」

 @渋谷 PARCO劇場(20156-30 31ステージ)
 http://www.parco-play.com/web/
 全指定9500円 U-25チケット6000円
  @大阪 森ノ宮ピロティホール 1/6-11 8ステージ
  @小倉 北九州芸術劇場 大ホール 1/16-17 3ステージ
  @長岡 長岡市立劇場・大ホール 1/23-24 3ステージ
  @松本 まつもと市民芸術館・主ホール 1/30-31 3ステージ

 作・演出:長塚圭史 美術:二村周作 音楽:荻野清子 照明:吉枝康幸
 音響:加藤 温 衣裳:十川ヒロコ ヘアメイク:河村陽子 演出助手:山田美紀
 舞台監督:福澤諭志 宣伝写真:河野真一 宣伝写真:尾嶝 太
 宣伝ヘアメイク:西岡達也 宣伝衣裳:飯島久美子
 制作:冨士田卓(パルコ)、三浦瞳(ゴーチ・ブラザーズ)、滝口久美
 プロデューサー:尾形真由美(パルコ)、伊藤達哉(ゴーチ・ブラザーズ)
 製作:井上肇 制作協力:ゴーチ・ブラザーズ 企画製作:株式会社パルコ
 出演:
 古田新太:ハルキ(ダイシチの次男。実家に逃げ戻ってきた。)
 多部未華子:イラ(ハルキの長女)
 葉山奨之:タクト(ダイシチの長女・エリコの息子)
 石橋けい:ユキ(タクトの連れ合い。双子の母。)
 中山祐一朗:トム(遠い親戚)
 りょう:ローラ(トムの連れ合い?)
 吉田鋼太郎:リュウゾウ(ダイシチの長男)

 2015/12/24(木)晴 7:03ー9:00PM(1'56)中段上手より 客席ほぼ満員(450人)
 客層:大人客席、女性過半数。
 客入れ:折り込みチラシ厚め、パンフなし。物販。パンフ A4 1500円 ポスター
 売り切れ500円。カーテンコール2回1分。

 舞台。ダイニングセット、背景は描かれた海。「窓」からは荒ぶる海と難破船。
 さまざまな椅子やソファ。良く回る回転舞台のこの島の外にベビーベッドなど調度。
 お話。海辺の家。家族の父は瀕死の床にある。帰ってきた次男と家族だが、恐れて
 食事を取らない。次男はバッドを片手に遺産を要求する。娘のためだ。実家の長男は
 次男をなだめようとする。遠い親戚でもある料理番はやたらと食を奨める。
 父の介護を行う女性だけがその声を聴くことができるという。双子の赤ん坊がいるが
 夫婦はこれに恐れを抱いている。

 ディストピアの残酷家族劇。ハッキリとはしないが破壊された世界で恐れながら、
 あるいは現実逃避して生きる人々を描く。勝手気ままで折り合わない個々が嫌らし
 すぎて、それをドライなタッチで描いて、逆に面白みを生み。場内苦笑絶えず。
 役者芝居は流石。古田、鋼太郎対決はガチンコあり、はぐらかしあり。多部さんの
 強固なクールさに痺れ。中山さんの肩から力抜けすぎ芝居が愉快、よく考えると
 無気味で○。

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