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 パラドックス定数 第48項「四兄弟」

 @目白 シアター風姿花伝(2023/03/17-26 12ステージ)
 全自由(整理番号付) 3800円(当日精算) 当日 4000円(当日精算)
 四人組割14000円

 作・演出:野木萌葱 舞台監督・舞台美術:吉川悦子 照明:伊藤泰行
 音響:田中亮大 音響操作:吉村日奈子 衣裳協力:東宝舞台衣裳部
 撮影:渡辺竜太 制作:たけいけいこ、今井由紀 企画製作:パラドックス定数
 BOOK 
 『ロシア革命』 著:ニコラ・ヴェルト 監修:石井規 訳:遠藤ゆかり 創元社
 『一冊でわかるロシア史』 著:関眞興 河出書房新社
 『図説 ソ連の歴史』 著:下戸米伸夫 河出書房新社

 出演:
 小野ゆたか:長男
 西原誠吾 :次男
 井?勇希 :三男
 植村宏司 :四男

 2023/03/23(木)雨 7:05-9:01PM(1'55)最前方 客席6割(40人)
 客層:20-30才代女性6,7割。
 客入れ:感染対策。検温、手指消毒。開場時20人ほど。整理番号で呼び出し。
 増席して8列?、クッション追加。当日パンフ B5 2ページ。物販。上演台本1000円
 カーテンコール1回 拍手続くも2回目なし。野木萌葱さんが前説、暴力的な描写の
 お断りと、終演後はアンケートと口コミのお願い。

 舞台。黒の素舞台、上手に階段、正面に壁と開口。
 お話。虐げられ続けた4兄弟は父を殺し、出奔することを決意。そして長男が記した
 自由、平等の理念の書を胸に抱き、その実現がため村を拡大していく。

 面白くて哀しいロシアの歴史と革命の寓話。政治、経済、民族解放の諸相を兄弟達の
 わちゃわちゃ会話で描く。いつもながら大胆な発想と骨太の筆致、忘れない遊び心で
 時間を感じさせず、楽しめ。熱量と個性、愛嬌ある俳優達がよく応えて、国家も
 人なりを親近に体現して、血が通い心に沁みる国家評伝劇とした感。

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