加藤健一事務所「セイムタイム・ネクストイヤー」
＠下北沢・本多劇場 (1995/9/13-10/8 32ステージ）前売4000、当日4300
作：Ｂ・スレイヤー 演出：宮田慶子
出演：加藤健一、高畑淳子
1995/9/16(土)7:00-9:25PM(休憩15) 雨 中段下手より 客席満員(430+補助30)
'85,'87,'90に続く再演。カトケン事務所で一番再演希望が多い作品。ねこは、
'87公演以来（VOL.5 11/18-30本多劇場 17ステージ）。演出は、大杉祐。今回より
前半はもっとテンション上げてた印象あり。中盤の出産場面など、劇的盛り上げ
してました。今回は穏やか、とりわけ後半が○。じっくり見せてて、浸れる印象
お話。互いに家庭を持ちながら愛しあい、年に一度だけデートを重ねる男女の25
の年月。'50〜'70年代の社会を反映、変化する境遇。そんな時代と時間に仕返し
するような、変わらない恋の物語。
年を経て、旨味を増すお酒？みたい。傷も汚れも隠し味。姦淫以前にＳＥＸが罪
と劇中にしばしば。そう言いながら、結び付く喜びに溢れる二人。力強くて、
魅力的。ＳＥＸフリーの日本人が、興が無く思えてくる。罪は媚薬ですかね。
形容詞ならべるとか、翻訳調の台詞とこどこ。これ、もひとつ。
音楽。キャロルキングの君の友達とか合ってて○。心が共にあるというとこで。
ラストのTrue love（ダイアナロスとマービンゲイ？、違うか。「上流社会」では
、Ｂ・クロスビーとグレイス・ケリーだったか。）は◎。胸がほんわかしたねこ
役者。二人とも、ますます素敵。とりわけ、高畑さんの艶ある声と溢れるバイタ
リティ、◎。
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