グローブ座カンパニー 子供のためのシェイクスピア「十二夜」
＠新大久保・パナソニック・グローブ座 （1996/7/27-8/3 10ステージ）
前売当日4000(1,2F)2000(3F)
演出：山崎清介 訳：小田島雄志
出演： オーシーノ：明樂哲典 ヴァイオラ：伊沢磨紀 オリヴィア：渡辺美穂子ほか
1996/7/31(水)2:00-4:00PM(休憩15) 晴 3Fより 客席７割(1F９割300人？）
昨年のロミジュリに続く、TV畑の田中浩司さん構成シリーズ。出演者は、伊沢
さんや明楽さん始め、おなじみ。山崎さんの挨拶、田中さんが男女差のこと、
かわいげある人物を巡る話書いてたり、一般公演と同。お芝居自体の子供子供
度（客席への呼びかけ、はしゃぎ度合いなど）も、あんましなし。昨年より、
しっとり。子供向けのお題目が功を奏し、その実「大人」な舞台が見せてもらえる
子供達って、ラッキー。
お話。生き別れな双子兄妹。男女勘違いの恋慕やらのてんやわやの末、再会。
それぞれ収まってよかったねというもの。
舞台。中央に衣装を掛けた大衝立のみ。後方、３つの扉と中二階。今年は二階
は使わず。
台詞はほとんど現代口語。親しみやすい。恋を語ったりなとこは、原作風。
ロマンティックで○。愛らしさと、ほどよい古風な礼儀正しさ。心地よいねこ。
やたらはしゃいだり、悲嘆にくれたり無し。バランス○。手、足拍子、ささやき
の音、黒装束の群からの役者登場など、リズムある演出。音楽にスタンダード
（曲目失念）使うセンス。ほどよく、さりげ、洒落てて○。奇をてらうかとも思
ったけど、これはうれしい期待はずれ。
役者。オーシーノ：明楽さん。体育会系ないい男ぶり○。ヴァイオラ：伊沢磨紀
さん。愛らしい。オリヴィア：渡辺美穂子さん。感情くっきり。わかり易く面白し。
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