カムカムミニキーナ「鈴木の大地 第21話 結婚式」
＠池袋・シアターグリーン (1997/5/1-27 24ステージ〉 全自由前売り1800当日2000
作・演出：松村武
出演：松村 武、野村知広、八嶋智人、相良ちはる、吉田晋一、本間茂樹、小手伸也
ゲスト：岡本麻弥[プロローグ]、苅部園子[双数姉妹]、野田秀樹 他全？名
1997/5/24(土)雨 7:40ｰ8:40PM 中段から 客席超満員（230?人)
客層：若いね。20才代中心。女性過半数。ときどきおじさんおばさん。
客入れ：野田氏出演のうわさに早め会場へ。当日券販売２時間弱前。結構な雨に
も関わらず、十数人列が既に。待つこと約30分：販売1時間15分前、制作が気を利
かして整理券を発行してくれる。ありがとう。結局、当日券客は50人ほど。前回
(5/18)より客席は１，２列多いか。なにしろ、全員の靴まで預かるほど。荷物札
は４種類、引き渡し場所は出口と舞台の２カ所。終演後整理のため、しばらく退
場できず。この混雑では致し方なし。でも、思ったよりスムーズな客だしで○。
お客、劇団制作ともご苦労様でした。
舞台。六角形戸。あれ、前は朱色じゃなかったし、垂れ幕も黒くなかったような
お話。あれから10年。秘境、鈴木の壺から奇跡的に生還した、亜久里（野村）。
だが、彼の目にはいるのは愛憎の権化である悪鬼のみ。彼にしか見えないそれに
斧を振るう姿は錯乱、狂気の沙汰としか思えない。次期、知事は当然任せられな
いと、現知事・清順（八嶋）は前知事・善幸の子ヒロミツ（松村）を後継に、引退する
ことを告げる。そのヒロミツの婚約者・杏樹（岡本）の心はいまだ亜久里にあり。
一方、杏樹に彼女の母、憧れの的であった京香の面影を見、なにかれと気遣う
男達。それを快くは思わぬ、亜久里の妹・保奈美（相良）の嫉妬はくすぶり、ツバメ
男のたき付けで燃え上がる。また、敵族の残党、アニータ（苅部）率いるゲリラ軍も
また、婚礼を期に鈴木壊滅を画策。入り乱れる心中、思惑の内に結婚式は行わ
れるが。
タイトで力に溢れてて◎。駆け抜ける役者達のテンションが心地よい。短い時間
に種々示唆される関係の奥深さにはうーん。一話完結といっても、続き物。毎回
観られる人はもっと楽しめるんだろうと、嫉妬ねこ。
ゲストは岡本麻弥、苅部園子、そして野田秀樹：列強の皇太子役。トランプみたい
な衣装で登場。一瞬、ぇ？の後、拍手喝采の場内。野田氏の一挙手一投足に
反応するお客。こわれかけの装置；戸にわざと体当たり、銃撃されちゃ飛び跳ね
たりなサービスぶり。アドリブ台詞の失敗？はご愛敬。でも、決めるとこバッチリ
なのはさすが。新郎新婦な２人へのキス。好きなだけ、とりわけ、岡村さんへは、
してて思いっきり八嶋さんに突っ込まれはねとばされちゃう。しょうがないなあ。
他の役者もちゃんと絡んでで○。とりわけ、松村氏の幸せそうな表情ったらない。
全体、お客と舞台に嬉しい気持ちな一体感があって◎。貴重なものみたねこ。
お客もいろいろで。興奮気味な子がいたかと思うと、初めて舞台で野田氏観た
ような子や、ノダヒデキってだれ？と聞いてる子もいたり。もう伝説の人なのかしらね。
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