楠美津香「愛とテトリスのコント〜大失楽園」
＠渋谷・ジァンジァン (1997/9/19-21 5ステージ) 全自由前売り当日2800
作：楠美津香 演出：李麗仙 出演：楠美津香、モロ師岡、志村有紀、戸田知新
1997/9/21(日)曇り 3:05-4:35PM 下手中段より 客席満員（115人）
客層：幅広く、ちと年齢層高めに。アットホーム雰囲気。女性過半数。
客入れ：最前列椅子席が着席禁止。関係者席かと思ったけど、最後までそう。その
前に座布団で座ってたお客が気の毒。あれ、なんだろう。
一人コントの楠美津香さんホン。昨年一人芝居のホン提供した女優・李さん演出。
夫君・一人コントなモロさん＋２名での演劇志向公演とのこと。
舞台。テーブルな赤い箱に茶碗、ラジカセ。下手に揺りかご椅子。奥に格子壁。
お話。失業中でバイト掛け持ち、家じゃエリート会社員な夫（モロ）。元アング
ラ女優の浮気な妻（楠）。そこにミュージカル志願の北海道訛？の娘（志村）、
妻の不倫相手（戸田）がやってきて。嘘を嘘でつくろう、てんやわんや。
進行はお芝居、ガジェットなギャグてんこもり。二人の持ちネタをうまく取り込んだ
構成。実は、二人は詐欺師な兄妹に騙されてて、彼らにも愛想づかされ。それが
ため嘘ばれで愛憎爆発、お互いを殺し合うけど生き返っちゃえるのさ、などんでん
返しラスト。演劇とコントな展開ない交ぜ。それはそれで笑っちゃうけど、ちと強引で
ほよよねこ。
楠、モロさんはちと無理してる風演技。それでも、夫の虚偽に憎しみな楠さんの
凄み、受けるすべないモロさんの哀感、はいつもと違う味わいあって○。コントな
場面は安心。どうでもよさそうなとこにこだわったり、詰め込んだりなネタが好き。
楠さんのやたら四角張った言葉で心境ネタも笑うねこ。書道家という浮気相手と
書道。心のままに墨書したのが＞男「品川心中」、女「電磁波動」とか。客演の
二人は手慣れた演技。志村さん。かわいい顔で時々のアングラ演技も○と器用。
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