故林広志プロデュース「コントサンプル2-99､aG:」
＠六本木・キャラメル (1999/2/6-8 5ステージ)
全自由前売2000 当日2200(ワンドリンク付)
作・演出：故林広志 照明：天野耕平 音効：堀川恭子 制作：松本謙一郎
出演：嶋村太一[劇団桃唄309]、竹井亮介、加藤啓 [拙者ムニエル]
イマガ旬 [SOAP]、近藤道治 [MUSCLE DOCKING]、野間口徹[劇団土日]
1999/2/6(土)晴れ 3:05-4:10PM(1'00) 前方より 客席超満員(50人)
客層：２０ー３０才代中心。女性過半数。身内が多い？。
客入れ：通路まで一杯の盛況。いい加減、人知れずキャパが小さいキャラメル公演
はやめたほうがよいのでわ？。次回梅ヶ丘BOX。徐々に下北沢に近づいてるけど。
４人の新顔をいれての今回。ガバメント・・から出演ないのは淋しいところ.みんな、
まじめ顔でばばばばーんなおとぼけぶりが○。ひっくり返しねたが面白いねこ。
友達度合いで勝負する「なかよしプロレス」、遠慮自慢する「遠慮の会」とか
シュールねたもあってとりどり。爆はないけどくすり笑い多でこまめに楽しく、
足りない位が丁度いい１時間も○。次回はガバメント・・がゲスト、楽しみ楽しみ。
今日のねた
１院長大変です、と三人の医師。末期ガン４８人！？とみんな大変。うーん、埒があ
かない。おのおの大変さをべつのものに例えて説明指示。音で表現。町で（奈良、
岐阜、苫小牧。？？）延々たとえは続いて・・。
２先生が自殺、生徒はしんみり。存在感のない先輩はもうそこにいるのに待たれたり
忘れられ勝ち。おいおいな始末。そこに存在感一杯の男登場。陰薄い先輩は存在感
のなさ故、母子家庭と近所に思われてるとかぐち。実はガンかもと告白しても、
他の２人は先輩がいないようで？いるような？曖昧な認識。ウェイターまで注文した
ものを目の前に置いてくれないし。たまらず先輩怒っても通じず。１人が席を立つ
と、存在感ありすぎ男は自分が先生を殺したことを独白。まるで先輩がいないかの
ように。こいつは殺人者！といっても聴いてもらえず。でも、２人が自分の分まで
払ってくれたのは、ラッキー。
３遠慮の仕方を切磋琢磨する、遠慮の会。「積極的に」遠慮しあう出席者の２人。
徹底討論の時間、遠慮します。スポーツの時間・今日はキックボクシング、遠慮しま
す（最初からすな）。と１人が気分転換になるし「厚かましいことしたい」と。
壊れたか！？と訝しがる相手。遠慮がちにけんか、言い争い､例えば隙をついて
殴るのを遠慮したパンチ。なんか複雑、なんかよく判らなくなってきた２人。会長に
相談とおもうも、当の会長は遠慮して会場入口で待っている始末。
４土砂崩れで閉じこめられた工事の人達。もうだめだあ。と自称逆境に強い男、田村
”ＤＲ９０３”がにわかに元気に。ＤＲ９０３はそういう風につくられた人達の総称
らしい。素手で落盤掘り開始。爪が折れるほどに張り切る。手伝う、スコップを
もってくる、と逆境度合いが減って、元気無くなり絶望。応援もダメ？。もう１人が
加勢してもダメ？。でも罵声には怒り、これは逆境とちょっと違うのね。南無三宝、
掘ったところを崩してとり返しがつかないことにすると、俄然元気になるけど。
５ショート。取調室。机を叩くだけの刑事、もういい加減なんか聴いて下さいよと、
容疑者。→取り調べ始まるけど、意味ありげにカツ丼とるか？と繰り返し。
→あのＯＬはあのＯＬが殺したんだっ、と断言。されても、それがなんの関係が
あると、容疑者（男）は？？。
６学校。風邪で休んでた子が久しぶりに授業にでる。数学。「たんたん」とはなんだ
なんのことやらついていけない。「基本」を教えてもらうも、「まんまん」ってな
に？。補修に残された生徒に、からかって悪かったと先生謝り。おいおい。
７父と子が食事、母まだ帰らず。受験だな、試練の時だなと父。と大学いかず、なり
たいものがあると子が訴え。「くのいち」になりたい。天下をとるものの力になる
とか、ある範囲では理路整然、肝心の部分はすっとこどっこいな説明。困り果てる
父が告白。自分は飛脚、後をついでほしいと。サラリーマンと両立できるとメチャ
な父。こんどは子が戸惑い。母はおじさん、町内会長のサトミは実はと、もうわけ
わからん、実はな告白が続いて。
８リチャード･クレバー。コラムニスト、しかし事件が起これば、正義の味方に変身
子供おぼれていれば、浅瀬を教えてあげたり。そうかれは「ちょっとしたアドバイ
ス」をするヒーローなのだ。崖から落ちそうな人には、そこに出っ張りありますよ
あっありがとう、てな具合。
９プロレス。挑戦者は人見知りを特訓で克服。フレンドと書かれたチャンピオンベル
トをしたチャンピオンに挑戦試合な、なかよしプロレス。いきなし遊びにゆく約束
とりつけて、チャンピオンダメージ。個人的なこと相談攻撃、ためでひやかし攻撃
とか。プレゼントは凶器とみなされますです。
１０寿司屋の湯飲みを両手で持ち、こぼさないようおそるおそる歩く２人は兄弟。扇
風機をつけるのも大変。２人の両親が自動車事故で死んだのも、湯飲みを適切に
扱えなかったせい？。突然、湯飲みをもうどこかにおきたいと兄。両親もそうすれば
死なずに済んだかも。弟と言い争いの喧嘩、つってもぐるぐる廻って追っかけあう
だけ。そこに上の兄、両手に湯飲みもって登場。戒められる下の兄、兄弟をとりなす
話し合いを。
１１飲み屋で趣味とかお話、とクレバーが「たばこは控えろよ」とアドバイス。
１２麻薬売買の現場に偽装潜入してる刑事達。会話は食事にひっかかえた暗号、
わからない時は「ウェイターは笑っている」が合い言葉。取引開始も食事はいらんと
いわれて、段取りまるつぶれ。暗号が一人歩き、たまごがたりない、塩がほしいとか
いぶかしく思いながらおもしろがる取引相手。わからないから、「ウェイターは」
というも、ウェイターの両親はガンで危篤、笑うはずがないから変。酷い奴呼ばわり
もされて、とほほ。
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