ク・ナウカ 若手新人公演「オイディプス・レックス」
＠アイピット目白 (2000/1/21-23 4ステージ)
全自由 前売3,000円 当日3,300円
原作：ソポクレス 構成・演出：宮城 聰 照明：中野真希 音響：大高浩一
舞台監督：斉藤葉子 演出助手：木下貴道 制作：本多麻紀
出演：Ｓ＝スピーカー Ｍ＝ムーバー
オイディプス（テーバイ王）：本多麻紀Ｓ 、寺内亜矢子Ｍ
イオカステ （その后） ：吉田桂子Ｓ 、江口 諒Ｍ テイレシアス（予言者） ：原田玖美子Ｓ、森戸貴之Ｍ
クレオン （戦士） ：萩原ほたかＳ、木下貴道Ｍ
使者 ：片岡佐知子Ｓ、徳永 崇Ｍ
しらせの男 ：諏訪智美Ｓ 、大内米治Ｍ
牧人 ：野村佳世Ｓ 、阿部直樹Ｍ
コロス長 ：稲川 光ＳＭ
2000/1/23(日)曇り 7:05-8:50PM(1'45) 中段より 客席満員(130人)
客層：老若男女。男女半々。かけ声掛ける熱心な関係者もあり。
客入れ：こまめに客席誘導。荷物預かり不明。開演後入場客の暗い足下
危うし。懐中電灯で誘導など配慮がほしいところ。折り込みパンフ。物語
内容、演出の解説、出演者一言、役者近況報告、MICARI（改名？）の
四コママンガ掲載。
目白の新しいホール。マンションと共存の今時。展示会場２つをロビー代わり
ホールは地下。最初入口がわからず、？？したねこ（表側に面した処でした）
舞台。黒幕を巡らし。中央、版画然とした菩薩？を描いた黒幕。両側に太夫が
居並び。コロス代表が舞台下手前面に常駐。
お話。テーベ王ライオスとイオカステの間の子。不吉の信託により、生後すぐ
捨てられる。長じて、父とはしらずにライオスを殺す。スフィンクスの謎を
解いてテーベ王となり、知らず母イオカステを妻とする。のち、真実を知って
苦悩、両目をえぐり、放浪の旅へとでる。つうギリシア神話な人物の物語。
衣装。東洋、それも日本より。コロスは黒紋付き。オイディプスは山吹色の
法衣。クレオンは蝦夷地の戦士な荒くれ雰囲気。
優しい風貌の若いオイディプス。背の高さに頼りがいなイオカステ。求め合う
二人は端から母と子みたい。菩薩像を透かしてむつごとを見せ、母性な包容、
救済を印象づける演出かしら。悲惨な顛末も、なればこそ救いあり。
役者は気迫十二分。懸命な熱意伝わるもの。ウィットやらの隠し味はこれから
期待。オイディプス、スピーカー本多さん。張りある声○。
［月間一覧］
|