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 故林広志プロデュース 親族代表コントライブ「人間力学ショー」
 Shinzoku Daihyo, "Human Relatology Show"
 笑いの頭脳プレー・現実と同じぐらい面白く

 @阿佐ケ谷 ザムザ阿佐谷 (2000/7/22-23 3ステージ)
 劇場HP:http://www.ask.ne.jp/~laputa/top.html

 全自由 前売2,000円 当日2,500円
 作・演出:故林広志 照明:天野耕平[劇団木霊] 音響:堀川恭子
 舞台監督:松本謙一郎 映像:伝井幸洋 制作 三村久美子 二瓶K子ほか
 出演:
 [親族代表]嶋村太一[桃歌309]、 竹井亮介、 野間口徹[rust-Kindergarten]
 ゲスト:鯉沼トキ

 2000/7/22(土)猛暑 7:20-8:45pm(1'20) 前方より 客席超満員(140人)
 客層:20才代中心。カップル、2,3人連れが多。女性過半数。
 客入れ:整理券配布。開場前に受け付ければ余裕。パンフ、靴袋は事前配布して
 準備ok。開場やや遅れ、たむろする人の間、なぜか天本英世さんの長躯が。
 上階映画館での岡本喜八作品へ舞台挨拶にいらっしゃてた模様。地階は階段から
 ひんやり、中はクーラー効きすぎ、上演中は停めてむしむし。調整が難しい処。
 ゆったりまんべんなく埋まる客席。適時空席を案内。会場がわかりがたいためか、
 遅れて来る人結構。20分押し。曲がり角とか案内をおくべき。携帯に限らず、
 注意アナウンスはなし。折り込みパンフ。挨拶、イラスト満載、役者へのコメント
 掲載。物販なし。

 故林広志作品の常連役者によるコントユニット。お笑いライブですでに活動済み
 今回、初単独ライブとか。舞台。素舞台。もちこみ装置なし。

 わかりやすく一ひねり、困った人たちの振る舞いに笑い。故林作品おなじみの
 ねたでの演劇なコント集。間合い、畳みかけのおもしろさもあってくすくす笑い
 絶えず。初日のせいか、台詞回しにほころびあって、ちょっと惜しい。おなじみ
 過ぎて、ユニットとしてやりたいことが?なとこあり。これはこれからに期待。

 三人のキャラ個性が日常的で僅差。それもおもしろいけど、不謹慎、悪意などを
 もっとくわえて、毒な彩りもほしいねこ。

 今日のねた
1会社同僚通しで電話。どうも結婚披露宴の出し物打ち合わせ。当番制?らしく、
 当人(竹井)困り顔。もバーベル持ち上げてはうめき声で本気?。相手(野間)
 は何の音?と訝しげ。課長(嶋村)に電話。当人にまかせればいいとなんかいい
 加減。の課長はぐねぐね変な動き。相手には見えないけど。式当日、遅刻した二人
 をいれて余興開始。段取りなし、お互いに相手を当てにしてて仕込みもなし。
 仕方なく、したくなかった挨拶「雨降って地固まると申しますが」…。

2ビデオ タイトルバック。

3 1の人たちの会社。重要書類が無くなり、1週間も探してるのに見つからず。
 どうしたものかと困り顔。ところがなぜか、盲点か。課長のポケットにあろうこと
 かあり。当人、がーん。部下達は必至。探してる途中で怪我、病気と大変な様子。
 課長はミスなんてしませんよ!と言われ、ますます言い出せない。こっそり、
 部下のポケットに忍び込ませ。結局、みなでリレーすることになって責任逃れ。

4曖昧な警察署に、きっちりした刑事が新任。あやふやだと、かえってやる気がでる
 といわれ、戸惑うばかり。指名手配中の爆弾犯当人も、自分をはっきりと認めて
 もらえず、通っている模様。言葉ではなく、感じることが大切とあやふやな結論
 で。
5友人(野間)に悩み相談。人の言葉を真に受けない病気になってしまった。
 おまけに、嘘は真に受けてしまう。逆さまなんですね。こんにちわと挨拶しても、
 ほんとかよと返答する重傷。もう一人の友人(嶋村)来訪。軽そうに冗談いう
 彼に、おやじはおばQと言われ、怒る男(竹井)。一応区別はしているらしい。

6堅い職業の二人(嶋村、竹井)がピクニック。きっちりしてて、なんか楽しくない
 無理矢理、和もうとするがかえってげんなり。そんな状況で、宿のおやじ(野間)
 の親切がありがた迷惑だったりして。

7病院。頭に斧をめり込ませた患者(嶋村)が。なんかだるくて風邪じゃないかと。
8ビデオ 親族代表それぞれキャラのアニメ

9曖昧な警察署。また殉職者が。彼の名は希望、残されたのは絶望ばかり。みんな
 抽象的な言葉ばかり。犯人こそ、心のよりどころ。爆弾犯が爆弾をもってくる、
 これは不条理という名の現実です。どかーん。
10環境庁から通知。子供(野間)が今日から天然記念物に指定されたという。
 一体なに?。役人(嶋村)がやってきて、生活は保障されますから。でもなにを
 するのも、だめ一点張りで…。

11ニュース。お詫びと訂正ばかり。天気予報はアナウンサーの想像でした、とか。
 間違いそうなところの予想番組もあったりして。

12ピンサロの呼び込み(竹井)。誠実にしようと、女の子はシルバー世代ばかり
 とかホントのこと。誠実さが気に入ったらしい客もたまにある様子。案内して、
 当店はぼったくりを行いますと誠実に告げて、おいおい。

13悪者(竹井)、研究所長を人質に機密データ要求。こんな時に都会のヒーロー
 レニイ(嶋村)がいれば。きませんね。レニイの恥をいいふらしはじめ、たまらず
 当人参上。なんかステテコ、地酒マンに変身(だったか。)いろいろと質問され、
 調べては答えてシャキーンな、レニイ。

14得意先に向かう途中で迷子になるサラリーマン(野間)。携帯で居場所連絡。
 寺、山、いつしか江戸時代の奉行所まで。これはもう帰れないかもしれない。
 しかし、よく繋がる携帯だなあ。

15スカッシュをする1の会社員達。スポーツの高揚感からか、言いたい放題の本音
 さっぱりさわやかに妬み嫉み、悪意告白。係員の女性(鯉沼)も誘うけど、彼女は
 当然なにも語ることなくて。


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