故林広志prd．「当時はポピュラー 3 浜口麻衣子さん（18才、学生）」
＠新宿 THEATET/TOPS(2001/6/19-24 8ステージ)
指定 前売3200円 自由3000円 当日3500円
作・演出：故林広志 照明：大川貴啓 音響：堂岡俊弘
演出助手：河島雲斎、山田祐香 舞台監督：里村和美［GAO!］
舞台美術：武井三歩 制作：松本謙一郎 制作補：三村久美子、二瓶K子
運営：×2.5（二バイハン）
出演：
牧田明広［明日図鑑］ ：マンデー（ルポライター）
松本キック［大川興業］ ：栗原（浜口さんの担当教師）
犬飼若浩［ガバメント・オブ・ドッグズ］：安藤（なんの担当?教師）
三谷智子 ：堀（英語教師）
伊藤美穂[動物電気] ：箕輪（英語教師）
長田奈麻[ナイロン100℃］：島田（ポイントがずれている教師）
三浦竜一[暴動mini] ：謎の副担（なんの担当?教師）
野間口徹[親族代表]［ピチチ］：柏原（宗教科の教師）
竹井亮介[親族代表] ：福崎（テキスト販売業者）
嶋村太一[親族代表]［劇団桃唄309］：マスター
広川三憲［ナイロン100℃］：浜口美智雄（浜口さんの父親）
2001/6/23(土)曇 2:05-3:45pm(1'40) 前方より 客席9割(130人）
客層：20歳代中心、関係者、固定ファンが多そう。男女半々。
客入れ：前ベンチ3列が自由席、半分ほど埋まり。誘導あり、常駐。折り込みパンフ。
いろいろと自己他者の想い思われるところ、あいさつ。いっぱいある予定掲載。
物販なし。
くせものゲストを迎えての番外公演シリーズ３。今回は大川興業の松本キックを
メインゲストに迎えて。
舞台。童話のような書き割り背景に簡素な調度品。インスタレーションしてる部分
浮世離れ。上部波型に雲意匠の壁。三方、中央に窓連なり。手前に教会なベンチ２
後方上方にステンドガラス窓。中程、上手に事務机、下手に電話。
お話。名門カソリック系女子校、生徒達による売春組織情報に探りをいれるルポ
ライター。情報源は、生徒・浜口麻衣子という。そんなことはまさか、という先生
達は結局そんなことなど知らぬげ、呑気に日常業務。教科書業者はお暇な教師、
友愛シンパのマスターと不毛な会話。折しも、父兄面談。浜口さんのお父さんは
不安顔。独りよがりのおしゃべり担当につけ込まれて、困り切りに対決。教師達は
堅物の牧師先生をからかって、悪意にあそび。その牧師先生が胡散臭く、ラリって
事故に遭い。教科書業者は欲求不満からか、目が離せない愛憎なれの果て物語を
英語リーダー化。そんな事はさておき、浜口麻衣子は行方不明、なのだが！？。
ずれ加減がくすくす笑い誘い、のいつもの流。すかした顔の小悪党が勢揃い。
無自覚、自覚とわずの悪意がぽつぽつ、破滅がさらりと流れて、過ぎてゆく。
胡散臭い、不穏な現実を伺わせつつの浮世離れが面白いねこ。持ち味の絶妙の間の
悪い間は今回、ちょっとたるめで△。アンサンブルのずれか、ねらいなのか？。
もうちとタイトにしてほしかったねこ。
役者。それぞれキャラ活かし。肝心要からずれた大仰な女役・長田奈麻。巧い
ところみせて楽しいねこ。松本キック。偏執してる危険キャラ。ねたっぽいところ
がちょっとくどくて△。
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