ゴキブリコンビナート第13回公演「報復ファンタジア」
＠中野 ウエストエンドスタジオ(2001/7/26-29 4ステージ)
全自由 前売り2300円 当日2500円 Ｔシャツセット券3800円
ゴキブリＴシャツ着用で-300円
ワード・リリック・コリオグラフ・装置：Dr.エクアドル
Music&Arrenge：Dr.エクアドル、マンコN.Y.、病気マン
照明：伊藤孝 照明オペレーター：松本みどり 音響操作：メクラヘビ、田中地中海
電飾プラン製作：オスメ吉祥寺、田中地中海 電飾操作：小山直美
宣伝美術：スピロ平太、Dr.エクアドル
大道具製作：TAI-CHANG、Dr.エクアドル、スピロ平太、オスメ吉祥寺
衣装：セロトニン瘍子 特殊メイク：ボボジョ黄桜
出演：
Dr.エクアドル：川俣しのぶ（ただ一人の養豚クラス生徒）
伊藤美穂［動物電気］：タケシ（未来人）
スピロ平太 ：ハエえもん（未来のハエ型ロボット）
オスメ吉祥寺 ：大森（酪農クラス生徒）
マンコN.Y. ：荒川（酪農クラス生徒）
小山涼 ：瀬ノ上（酪農クラス生徒）
病気マン ：飯坂（酪農クラス生徒）
戦国魔人無我 ：先生・物吉
メクラヘビ ：瀬ノ上の父
ボボジョ黄桜 ：みどり（しのぶの妹）
セロトニン瘍子：あゆみ（荒川？の恋人）、チェルシー
田村地中海 ：理恵（飯坂の恋人）
福永淳 ：病人
福原充則［ピチチ］：病人
畦地亮佑 ：病人
竹内ブー子 ：おばあちゃん
2001/7/28(土) 7:40-9:05PM(1'25) 奥側通路脇より 客席超満員（160人)
客層：20才代中心、男女半々、2,3人連れ多。庵野秀明監督もグループ観劇。
客入れ：整列なく、呼ばれた順入場。後方席で安全に傍観したい人は早めの
整理券要。荷物預かりあり（交換券なし）。センターステージに正面ベンチ3段
奥の上手2段、下手数人。全員に汚れ防止の新聞紙、希望者に雨合羽を配布。
特にセンター直近、1列目中央付近は飛んでくるので必要（でも、いままでよか安全
なのでまあ大丈夫。）今回は臭い系のきつさもあり、体調を整えることが要。
折り込みパンフ。配役表。物販。Ｔシャツ(2000円）、何種かあり。庵野監督との
対談本販売。アンケートは今回もよくわかんない曲者。参議院選挙についてどう
思いますか、6択。マヨネーズは好きですか、Y/N。切れはいいですか、記入式。
公演で心に残った歌は何ですか。感想は、8択と記入式。
前回、観られなかったねこには久しぶりゴキコン。
会場、舞台。入るとツーンと酢酸の臭い（なんかやばめ）、「ゆるせねー！！」の
怒号が断続。会場の中央ほとんどが島舞台。正面奥に出入り口通路。お客は正面
最多にぐるり取り囲み。役者は入場時から板付き、言語障害？な女性に男子が
言葉を教えてるところ。天井に桟橋状通路、真正面と下手横側。下手は幕内に
立木がのぞいて、なんか緑色のかぶり人物がくだんの怒号を発し。
今回は固定座席なので、すっきりとお客は定位置、混乱なし。
お話。偏差値底辺の農業高校畜産科。今日もミュージカルの練習、過酷な。
そこでも養豚科の子は、多勢の酪農家の子にウンゲロ虐待三昧。愛するブタとの
ＳＭプレイだけが慰め。天から声、未来が破滅したのはお前のせい。未来を変える
ため、復讐するのだ、と未来人登場。砂漠化した22世紀の地球では酸素が稀少。
代々虐げられてきた養豚家は光合成で自給自足の植物人間に改造されている
のだった。助っ人蠅型ロボットから、無闇に過酷な修行を強いられる養豚科の子。
精子怪物への変身能力をもち、虐待した子の家族を次々と惨殺。内蔵を抜かれて
パラダイスらんらんらん、とゾンビ化して仲間に。復讐着々と思いきや、植物人間
は、ゾンビ男女の絡みをみながらオナニーばかり。なんか変！？、利用されただけ？
と気づいた頃には彼らは新しいずりねたを求めて遁走。抗生物質がきれて、自分、
もう変身能力なし。ひどいね。
という台本で、自分の役以外はみんなやってと、イメクラ嬢に頼んでも当然×。
こういう店で遊ぶのも向いてないのね、といわれて、がっくし。向いてない〜♪
それでいい〜、生きるってそんなもの♪。おしまい。な学園コメディ！？。
ウンゲロ、とほほ笑い増量もストーリー指向。取りあえず、移動舞台が襲って
こないので安心、傍観するねこ。合羽きて汚物よけ、生ブタの糞尿、小道具の
臓物やゲロ、ぶちまける酢の臭いはあるけど。破綻しがちだった物語は今回
まっとう、その分ありげ。アトラクションな生ブタも意外と大人し目、抱きしめ
られて悲鳴をあげても放せば、我関せずと暢気。動物してておかしい。
醜い舞台惨状にファニーなメロディ、とんまな歌詞な歌がナイス。愛情感じる
ねこ。彼ら流にこなれてきて、いい感じ。新機軸も含めて、次回も期待したい
ねこ。
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