＠三軒茶屋 世田谷パブリックシアター（2003/5/25-6/8 14ステージ）5/26,6/2休演
5/23,24プレビュー 5/27s、5/29s、6/3sアフタートーク
http://www.setagaya-ac.or.jp/sept/
全席指定 A席6500円 B席4500円 SePT倶楽部会員A席6000円 世田谷区民A席6300円
＠大阪 シアター・ドラマシティ6/13-15
＠ロンドン バービカンシアター（Barbican BITE：03）6/26-7/6
原作：村上春樹短編集『象の消滅』（英語版） 演出：サイモン・マクバーニー
美術：マイケル・レバイン 照明：ポール・アンダーソン 音響：クリス・シャット
映像：ルパート・ボール、アン・オコーナー 衣裳：クリスティーナ・カニングハム
演出助手：キャサリン・アレクサンダー、ティム・マクマラン
ミュージック・コラボレーター：クライブ・ベル
プロダクション・マネージャー；ニック・シュワルツ・ホール
技術監督：眞野純 舞台監督：キャス・ビンクス、山本園子
宣伝美術：有山達也 制作：穂坂知恵子、ジュディス・デイマン
主催：（財）せたがや文化財団 助成：国際交流基金、ブリティッシュカウンシル
協力：東急電鉄株式会社、東急ホテルズ、渋谷エクセルホテル東急
企画制作：世田谷パブリックシアター
平成15年度文化庁国際芸術交流支援事業
出演：
吹越満
高泉淳子
堺 雅人
宮本裕子
高田恵篤[万有引力]
立石凉子[演劇集団 円]
望月康代
2003/6/7(土)曇 2:06-3:47PM(1'39) 2F最前列下手より 客席超満員（770人）
客層：20-30才代中心に幅広く、女性8割。いのうえひでのり、ら演劇関係ちらほら。
客入れ：当日券はぴあで電話予約。窓口売り、キャンセル待ちの有無不明。立ち見のみ
(3500円）ホール前に整列（階と番号が書かれた掲示あり）、開演15分前位に入場。
1階43人、2階14人、3階42人。いずれも最後尾か、横の壁際に立ち見。無料ロッカーが
あるので利用してと掲示あり。１階最前方にベンチ2列追加、二人並びもある補助椅子
があちこち点在(30席？）。なんにせよ、みっちり。本席の空席が恨めしいところ。
折り込みパンフ。A5 3ページ。野村萬斎芸術監督あいさつ、配役、スタッフ(大人数）
物販。パンフ(A5版 22ページ 500円）適度な内容。台本。日本語版英語版とも売り
切れ（隣接の本屋にはあり？）。ポスター(大1000円、小500円) Ｔシャツ(2000円)
英国の劇団コンプリシテ サイモン・マクバーニー。日本でのワークショップ(98〜)
を元にしたとかの今回。マクバーニー作品は初見ねこ。
舞台。素舞台に横移動装置。冷蔵庫、ベット、引き戸ドア。中空を移動するモニター
と背後壁一面の巨大スクリーン。映像を実に多用。全てがスクリーンと化し、投影さ
れながら移動展開。
構成。村上春樹の短編英語訳版「象の消滅」「パン屋再襲撃」「眠り」の三本を
コラージュ。
文章と空間造形、両職人のステキなお仕事。視聴覚に快感ねこ。象徴的な最小限の
装置、小道具、役者のモノローグと身体を素材。映像を駆使し、時にワイヤアクショ
ンを取り入れ、歪んだ日常や悪夢を彩っていく。自分自身と対面する、意識が遊離
するなど、記憶の所作をわかりやすくビジュアルで描いて、見事。一部の隙もない
スムース・スピーディな展開、作品にとけこんだ役者の演技とも、よくできたガラス
細工のようでほれぼれ。反面、役者が道具と化し、個性が希薄に感じられるのが不満
これは映像にもいえ。ワイヤアクションや、単純な演技で種々表現するのをみると、
もっと身体表現を駆使する作風かな？とも思えるし。できれば、ロンドン凱旋公演
などしてもらい、役者演技の変化を追いたいねこ。
役者。吹越満。もちまえのドライでクールな味わい活かし。堺雅人。声を聞くまで
だれ？状態な痩身ぶり。空中演技のさりげさ◎。高泉淳子。生の彼女を晒している
ようでうーん、複雑な心境ねこ。宮本裕子、高田恵篤、立石凉子。三人共にもっと
できるのに、食べたりない（やらせてないよな）欲求不満ねこ。
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