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 毛皮族 パンクショー「毛皮のジュンリー 〜誘惑させて〜」

 @下北沢 駅前劇場(2003/8/3,8/10 2ステージ)
 http://www.honda-geki.com/ekimae.html
 全自由(整理番号付)前売1500円 当日1800円
  パンクショー終演後 江本純子&町田マリー サイン会(要整理券)

 作・演出:江本純子 舞台監督:村田明、袴田長武 照明:吉岡靖 音響:加藤温
 舞台美術:小林奈月 小道具:清水克晋[SEEMS]+松浦孝行
 衣裳:胡桃澤真理、田辺雪枝 演出助手:中島奈津子
 宣伝美術:井原靖章 宣伝写真:杉本青子 宣伝:吉田由紀子
 制作:西向美有紀 プロデューサー:さすがわささめ
 企画・製作:毛皮族 制作協力:ポスターハリス・カンパニー 後援:ニッポン放送
 出演:
 ジュンリー
 エモトジュンコ(前座)、スピードルズ、JJガールズほか

 2003/8/10(日)晴 7:05-8:50?PM(1'45?) 後方より 客席超満員(150?人)
 客層:男性7割、本編同様おじさま率高め。よく顔を見かけるコアな客ちらほら。
 客入れ:全自由席。番号順に整列、20番づつ入場。入り口で荷物預かりあり。水対策の
 ブルーシートを敷き詰めた桟敷(5,6列)、後方椅子席6列。椅子席は中央通路がなくて
 出入り困難、江本さんの花道途絶と案配悪し。当初緩かった桟敷も詰めがはいる満員と
 なり。スタンディング想定で座布団なく、年寄りには辛いものがあったかも。
 開演定時20分前より、前座・エモトジュンコのライブ〜スピードルズのミネラルウォ
 ーター販売(150円 町田マリーが一口飲んだもの300円?)
 折り込みパンフ、物販なし。

 ロングランの今回は2回となった、座長ライブ。本編のあばれっぷりがもひとつ
 (従来比)なんで、ここで一気に不満解消がねらい?。

 前座と称して、アングラ歌手っぽい「エモトジュンコ」が客入れと数曲をちらりと
 歌い。本編は陰陽師コスプレ+口から血糊吹きで妖しく口火を切り、水ぶっかけ、
 まきちらしつ客席乱入。パンキッシュ「ジュンリー」大暴れ。劇団員ユニットとちょ
 っと芝居しつつの付加価値もお楽しみ。箸休め的(実質、ジュンリー休憩30分)に
 トーク。といっても、用意のテーマは始まりもせず。役者で誰が好きかなど、常連客
 に質問。客席のサブカル有名人紹介 とジュンリーの心のままコーナーに。
 すっかりくつろいでしまう、この緩さもよきかな。の後は、一気にヒートアップ。
 ハーモニカのようにして、スイカを客席へ食い散らし。阿鼻叫喚もうれしい悲鳴に
 転じる(ないか)ライブ天国。1500円とは思えないお買い得内容◎。
 
 選曲はかっこいい歌謡ロック、いにしえJJな女子ロックと、いつもながら楽しい
 もの。おなじみもいいけど、別のももっと聞きたいところあり。一度ネットやアンケ
 ートでリクエストを募ってはどうかしら(集まらないかもしれないけど)。

 会場
 プログラム
・前座 エモトジュンコ 6:42PM〜
 平山美紀「ビューティフル横浜」
 中村晃子「虹色の湖」
 大橋純子「たそがれマイラブ」
 山崎ハコ「ジプシーローズ」

 金の模様をいれた黒スリップドレス、つば広のお嬢様帽子とサングラス。ソファに
 のへらと横座り、喉にいいとかのハーブのたばこを吸いながら、毒を吐く。桟敷に
 座らない客というか、客全体にコロすぞ、とか。ちょっとづつ歌っては毒を吐き。

・パンクショー 7:05PM〜
 M1 ビョーク「Army Of Me」

 陰陽師コスプレ、口から血糊を吐き、登場。客席から差し出されたミネラルウォー
 ターをふくんでは吹き出し。ほんのり紅色をみて逃げまどうお客達。一気に盛り上がり。

 M2 ダウンタウン・ブギウギ・バンド「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」
 M3 ダウンタウン・ブギウギ・バンド「アンタがいない」
 
 お乳を入れ墨プリントでマスク、半裸にサスペンダーパンツ。拡声器片手に脚立に
 あがり、がなりたてて歌いまくり。もちろん、花道で水しぶきのパフォーマンス。
 
 M4 中山美穂「C」
 M5 中山美穂(竹内まりあ)「色・ホワイトブレンド」
 M6 中山美穂「ついてるね、のってるね」
 M7 中山美穂「派手!!!」

 劇団員女子ユニット・スピードルズ、ワークショップ生徒・クールに無口なJJガー
 ルズを従えて。この辺、すっかりおなじみの曲がメドレー。


 大人の座談会(ゲスト:澤田育子、金子清文、柿丸美智恵)
 ゲスト紹介。お約束に古参劇団員・柿丸さんは呼んでももらえず。司会とのとこで、
 ぞろぞろと劇団員が並び(実施、町田マリーが振られると司会したのみ)。
 テーマ「恋愛について」。各自一言ずつ、ひどい恋愛体験とか。ホントに酷くて笑い
 をとれるような中途半端な内容じゃない(澤田)。結婚すると恋愛は無駄だったなと
 思える(金子)など、大人トーク。重い発言の数々に、なんかしりすぼみ。
 
 公演中封印していた、えんぺの一行レビューをつい見てしまったと江本さん。書いた
 人は挙手!と客席に呼びかけるが無反応。言いたいことがあるなら直接言って!と
 呼びかけ。誰が好きかのお客への質問に(お約束に)江本さん以外あげると、責め苦
 (笑)を受け。亀田麻衣さんを数人があげて、ふーん。常連客に何回見たかほか感想
 を聞き出し。やたら語るおじさんがいたりして笑い。引き続いて、おじさんを中心に
 感想を聞き。一行レビューの話題があがったせいか、にしかどなおき(えんぺ管理人
 )@最前列が立たされて一言。ついで、客席の有名人あぶり出し。しりあがり寿、
 無声映画監督・山田広野、漫画家のおじさんとかが紹介され。

 M8〜11 ゲストからのカラオケリクエスト
 M8 早川義夫「あめんぼの歌」
 M9 森田健作「さらば涙と言おう」
 M10(イザベラ・ロッセリーニVo.)「ブルーベルベット」
 M11(ヘレン・メリルVo.)「スイングしなけりゃ意味がない」

 CDを持ち寄って、1,2曲リクエスト。澤田M8、金子M9その妻M10、荻野目慶子さん
 からということでM11(青髭公の城公演で、荻野目さんに3回たしなめられ、後日
 和解の印?にCDをもらったとか。江本さんとヘレンメリルは声が似ている?そう?)
 M8は江本、澤田のツイン。M9はお客を舞台に引き上げて、肩組んでジャンボリー。
 M10,M11の英語歌詞曲は鼻歌。M10金子さんの妻役で町田さん。

 M12 ザ・カーナビーツ「好きさ好きさ好きさ」
 M13 バトルロッカーズ「セルナンバーエイト」
 M14 戸川 純「蝉化の女」

 最後の曲まで一気に駆け抜け、歌い(叫び)まくり、水を浴びまくり。M13では何個か
 のスイカを次々マシンガンで叩き割り、ブルースハーモニカよろしく、口にあてて
 食べまくり。きれいに皮まで食べて、客席に放り投げ。

 アンコール M15 沢田研二「サムライ」
 客だし   M16 沢田研二「カサブランカ・ダンディ」
 
 今日はお客の火がつくのが遅い感じも、アンコールは総立ちにて。

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