＠下北沢 駅前劇場(2004/3/4-28 28ステージ)
http://www.honda-geki.com/ekimae.html
全指定 前売3500円 当日3800円
「ダンシングオールナイト・DEEP EMOJUN & DEEP KEGAWAZOKU」全自由 前売2800円
作・演出：江本純子
舞台監督：村田明、袴田長武 照明：中川隆一 音響：加藤温、樋口亜弓
舞台美術：小林奈月 小道具：清水克晋 小道具協力：松木淳三郎
衣裳：胡桃澤真理 演出助手：中島奈津子
宣伝美術：（画） 宇野亜喜良 (デザイン) 井原靖章 宣伝写真：ハービー山口
宣伝：吉田由紀子 制作：西向美有紀 プロデューサー：さすがわささめ
企画･製作：毛皮族 制作協力：ポスターハリス･カンパニー
後援：ニッポン放送、コロムビアミュージックエンタテインメント
出演：
江本純子 ：ノー・キリスト（放蕩者）、イエス・キリスト
町田マリー ：マリリン・モンロー
澤田育子[拙者ムニエル]：サリー、メガネの淫売婦、美容院店主・ブロンディー
和倉義樹 ：アダム、パーティの男・シャルル
佐々木幸子 ：インド人・屍婆
羽鳥名美子 ：ヤマンバ、探偵ザビエル
高野ゆらこ ：レポーター、看守、日本人留学生・白石
亀田麻衣 ：美容院バイト・チャウ、日本人留学生・石黒
柿丸美智恵 ：ザクロン、キリストの母
金子清文 ：キムコ、美容整形外科医 キム・ラ
女優全員 ：機動隊レディー
2004/3/13(土)晴 2:07-4:20PM(2'10) 最前方より 客席満員(140人)
客層：20-30才代中心、男性過半数。おじさん結構、おばさん皆無。
客入れ：当日券。椅子席があると表に掲示。立ち見、補助椅子客なし。最前ベンチＸ
、以降緩い雛壇に椅子席Ａ−Ｉ。縦の花道、横の通路が使えて比較的入りやすし。
つっても奥側＝若い番号の席は早め入場が吉。荷物預かりはあるはず（椅子の下に
おけ）1,2列目と通路際は、若干客いじりのお楽しみあり。開演2分前にジュンリー
アナウンス、カーテンコールは２回３分のみ。半数が帰った２，３分後に、気分次第
のジュンリー物販歌謡ショー？あり。
折り込みパンフ。やや厚手の紙A4 3ページ。配役、スタッフ、予定掲載。次回公演。
12/1-8＠スペースゼロにて、新作？。物販。ブロマイド、キャビネ版800円。ほか
写真集、ＣＤ。
1ヶ月ロングラン、次回は中規模劇場とメジャーまい進中。ほぼ時間通りの開演も
その志故かしら。
舞台。劇場中央に花道、いやでもつかいまくり。幕はスクリーン、あければ板敷きの
部屋で大陸中華風。壁にはなぜか某ヨーロッパブランド模様。七色の電飾は英中韓と
さまざま言語版。
お話。戦時混乱の大陸で拾われた双子の赤ん坊。一人は行方不明。一人は放蕩者と
なり、今は流れて、南米の小さな町。欲深な、寂しい女達に優しくして、しっぽり。
浮き世離れの彼に関わった女達は有為転変、人生暗夜行路。狂っても幸せ？、そうな
のかも。公演中なんでイメージで書いたねこ。
レビュー快調、物語低調、台詞回し絶好調。わけわかんない過激さ、脱いでなんぼの
エロバカさは控えめ（なせいか、おじさん客減ったような）。随所突発の歌と踊りの
レビューは見せる楽しさを増し。わくわく至極ねこ。
江本さんの俺様的かっこよさも伸張。時々は興奮させられるねこ。絡む澤田嬢の姉御
度、町田嬢の晴れやかな狂気とも、パワーアップしてて素敵。さらに、柿丸さん
（さん付）の下女的僻み台詞が箸休めに楽しいねこ。持ち前の調子こいた台詞回しは
まさに好調。いくらでも繰り出す破天荒さにしびれるねこ。映像の使い方や転換の
つなぎなど、進行には着実な進歩あり。まさにメジャー指向。
反面、物語は濃そうなムードでいて、すかすか。設定と伏線を置きさらした感があり
、いまいち。次回以降に、期待と若干不安を抱いたりするねこ。
役者。女優がますます吹っ切れ、狂い咲いてすてき。佐々木幸子の余裕がない狂いぶ
りがなんか愛らしい。男優（江本さんのぞく）は飄々。金子さんの世捨て人な軽やか
さが独特、面白いねこ。
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